ここ数年、東京で急速に増えているのが「蘭州ラーメン」のお店だ。私、P.K.サンジュンの活動エリア「上野~秋葉原」地区にも数店の蘭州ラーメン店が誕生し、毎週とは言わないまでもそれなりの頻度で利用している。一般的なラーメンも美味しいが、蘭州ラーメンもまた違ったウマさがあるのだ。

さて、蘭州ラーメンといえばスープはもちろんのこと「その場で打つ麺」も特徴的で、ほとんどの店で何種類かの麺を用意している。だがしかし……その中の “スーパー極太麺” がまさかあんなに太いだなんて……! 参った。そして笑った。

・御徒町の「国壱麺」

私が入ったのは通勤途中にある「国壱麺」というお店。JR御徒町から徒歩2分ほど、松坂屋の向かいにできた蘭州ラーメンのお店で、これまで2回くらい利用したことがある。目が飛び出るほどウマいというよりは、想像通りの蘭州ラーメンを食べさせてくれるお店だ。

何よりすごいのは、ラーメン店にしては珍しい “脅威の24時間営業” だということ。確かに現地の人は朝から麺類を食べるし、蘭州ラーメンも基本的に時間を選ばない料理だから、個人的には非常にありがたい。さらに最近になって、


「午前6時から11時まで蘭州ラーメン500円」


……という超お得なキャンペーンを始めたので、通勤途中に通りかかる私としては好都合……! というわけで、この日もただ単純に「一杯食っていくか」くらいの感覚で店に足を踏み入れた。

・スーパー太帯麺?

こちらでは極細麺を皮切りに、9種類の中から麺のタイプを選べるようになっている。せっかくなら食べたことないヤツ……そう思う私の目に飛び込んできたのが「スーパー太帯麺」の文字。……スーパー? まあ、それでいいか、なんて思いつつ注文したのだが、まさかあんなにもスーパーだとはこのとき思いもしなかった。

さて、注文を受けると厨房ではせっせと麺を打つ……というより伸ばしてくれる。そして5分ほどでやってきたのは、一見いつも通りの蘭州ラーメンだ。さっそく、箸を付けると……


太ッッッッッ!!!!!!!!!


え、マジで太いというか幅広い! せいぜいラーメン店の極太麺くらいかと思っていたが、想像よりも6倍くらいは太いし幅広いではないか。埼玉県鴻巣市のB級グルメ「こうのす川幅うどん」ほどではないが、それにしても太い。こ、こういうヤツなのか……。

気になるお味の方は、ややアルデンテ気味に茹でられた麺はクミクミとした食感で、モチモチ感はやや薄い。これもこれで悪くはないが、個人的には以前食べたことがある「太麺」や「三角麺」の方がオススメだ。とはいえ、500円ならコスパも素晴らしいのではなかろうか。

先述の通り、蘭州ラーメンはバリエーション豊かな麺がウリの1つだ。なので多くのお店で「極太麺」が食べられると思うが、できれば注文の前にどれくらい太いのか確認した方がイイ。想像よりも遥かに太い麺が普通に出てくることもあるから──。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 中国蘭州牛肉ラーメン 国壱麺
住所 東京都台東区上野4-3-1
時間 24時間営業
休日 無休

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼中国最強の蘭州ラーメン店「馬子禄(マーズルー)」は神保町にあるぞ。

▼こちらは埼玉県鴻巣市のB級グルメ「こうのす川幅うどん」の記事。

▼それにしても太かった。

日本、〒110-0005 東京都台東区上野4丁目3−1