連休を目前にしてよくある悩みが「今度の休み、どこに行こうかな?」ではないだろうか。せっかくの連休だから、普段足を運ばないところに行ってみようと調べると、結構お金がかかって思わず尻込み。

そんなときにぜひオススメしたいのが、無料で遊べるスポットである! 過去にも記事で紹介した通り物価が高い東京にも無料で遊べるスポットは多く存在する。そして案外楽しめる!!

今回は、身軽かつ気軽に楽しめる東京の無料スポット12選をご紹介したい。なかには時期によって、休業・休館しているところもあるので、必ず公式サイトで事前に調べてから出かけてほしい。


~フード~


【1】プレミアム・モルツ無料のビール工場ツアー

〈天然水のビール工場〉 東京・武蔵野ブルワリー見学(最寄駅:分倍河原駅、府中本町駅)

ビールが作られる過程を自分の目を使って、鼻を使って体感できるビール好きには たまらない工場ツアー。ツアーの最後には、プレミアム・モルツを無料で試飲できる夢のような時間が設けられており、これを目当てに行く人も多い。

ツアーに参加するには事前に予約しておく必要があるので、その点はご注意を。


【2】子どもも一緒に楽しめるコカ・コーラ工場ツアー

コカ・コーラ多摩工場見学ツアー(最寄駅:清瀬駅、東久留米駅)

小さな子どもがいると、お酒の工場見学はなかなか難しいところがあるかもしれない。そんなときにオススメしたいのが、コカ・コーラの工場見学ツアー。

コーラだけでなく、コーヒーやお茶の缶、ペットボトル製品といった多種多様な飲み物の製造工程も見られるうえ、ビン入りのコカ・コーラも試飲することができるので、子どもも大喜び間違いなし!


【3】僧侶の優しさが詰まったおもてなしを堪能

光明寺 神谷町オープンテラス(最寄駅:神谷町駅)

春から秋の間にかけて、お寺に作られたオープンテラスでお茶やコーヒー、お菓子などを無料でいただくことができる。それも僧侶に話を聞いてもらいながら!

僧侶の善意で行われているので、感謝の気持ちを持って利用したい。


【4】異国の食文化について学ぶ

キムチ博物館(最寄駅:四谷三丁目駅)

ご飯のお供としても人気の高いキムチ。しかしその作り方を知る人は、あまりいないのではないだろうか。キムチ作りの道具や歴史について学べば、キムチがもっと美味しく感じられるかも! 


~アウトドア~


【5】和船に揺られながら江戸の風を感じる

和船乗船体験(最寄駅:東陽町駅、住吉駅)

日本の歴史を支え彩ってきた和船で、横十間川親水公園内を約20分ほどかけて往復するツアー。江戸時代に作られた横十間川の風を感じながら、昔そこに暮らし過ごしていた人々に思いを馳せてみると、人生を楽しむ新たなヒントが見つかるかもしれない。

ちなみに希望すれば、櫓(ろ)漕ぎも体験できるらしいぞ!


【6】町の喧騒から離れ、魚と向き合う

清水池公園釣り堀池(最寄駅:学芸大学駅、武蔵小山駅)

都内では数少ない、釣りのできる公園。主にヘラブナが釣れ、いつも地元の人や釣り好きたちで賑わっている。気分転換にふらっと訪れてみるといいかも。


~のんびりまったり~


【7】都電荒川線を目下にモノレールで空中散歩

飛鳥山モノレール(最寄駅:王子駅)

飛鳥山公園に設置されているのが飛鳥山モノレール。公園入り口から飛鳥山山頂までを約2分で結ぶ。

冷暖房完備で車イスやベビーカーにも対応しており、さまざまな人が快適に利用できるようになっている。またモノレール内からは都電荒川線を見ることができ、路面電車好きにもオススメだ。


【8】歩き疲れたらプチ温泉で癒されるべし

こもれびの足湯(最寄駅:東大和市駅、玉川上水駅)

寒い日の心強い味方となってくれるのが、こもれびの足湯。地下250メートルの井戸からくみ上げられた天然水を、ごみ焼却炉の余熱で沸かし、この足湯施設に注いでいる。

ここには他にも、手湯や足つぼコースなど普段の疲れをとるのに持ってこいの施設があり、まさに都会の小さなオアシスといえよう。


【9】昼は富士山、夜は摩天楼が目の前に

東京都庁展望室(最寄駅:都庁前駅)

地上202メートルからの大パノラマが楽しめる展望室。天気がいいと、富士山がくっきり見えることもある。

特に気温が低くて見通しがききやすい12~2月は、富士山が見える日が多いので、その時期を狙って訪れてみるのもいいかも。


~カルチャー~


【10】実際に見て学べる皇居参観

皇居一般無料参観(最寄駅:大手町駅、二重橋前駅など)

ニュースや新聞でよく見る皇居の知識を深めることができるガイドツアー。ツアーは桔梗門から始まり、窓明館や宮殿東庭、正面鉄橋などをガイド付きで巡っていく。所要時間はおおよそ1時間ほど。


【11】肌で感じる江戸の生活

次大夫堀公園民家園(最寄駅:成城学園前駅)

次大夫堀公園民家園には江戸時代後期から明治時代初期にかけての農村風景が広がっており、昔ながらの古民家や小川が来園者を迎えてくれる。

また屋敷にある民具は実際に触れることができ、好奇心旺盛な子どもも楽しみながら日本の古き良き文化が学べるようになっている。


【12】”ギロチン” と “鉄の処女” が日本で見られるのはここだけ

明治大学博物館(最寄駅:御茶ノ水駅、神保町駅など)

無料とは思えない充実した展示資料を誇る明治大学博物館。展示コーナーは商品部門や考古部門などがあるが、特に人気なのが刑事部門。

ここには人権抑圧の歴史を伝えるため、さまざまな時代や国の拷問・処刑器具が展示されており、あの有名なギロチンやニュルンベルクの鉄の処女もここで見ることができるぞ。

気になった無料スポットはあっただろうか? 今回紹介したところ以外にも、都内には無料スポットがたくさん存在するので、また機会があったらぜひ紹介したい。

「無料スポットなんて、なんだか貧乏くさい」と思う人もいるかもしれないが、過度な期待をしない分、意外と楽しめちゃうのも無料スポットの魅力。無料で提供してくれている人たちの心遣いに感謝しながら、ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがだろうか? 自分の新たな世界が開けるかもしれないぞ。

Report:田代大一朗
Photos:Rocketnews24.

▼都庁展望室を訪れた際には、飲み放題が1時間600円の「TOKYO都庁議事堂 レストラン」に立ち寄るのもあり♪

明治大学博物館の展示物の詳細については、こちらでチェック!