2018年も暮れ。忘年会シーズンだ。ベロベロのサラリーマンが街にあふれる時期だが、スーツを着る仕事についたことがない私(中澤)でも忘年会だけはある。バイト、バンドなどでも、何かと忘年会をやりたがるのは日本人の性(さが)なのか。
普段酒を飲まない私は付き合い程度に参加するわけだが、社会に出て10年くらい経ってもどうしても理解不能なことがある。それが締めのラーメンだ。さっき飲み会でしこたま飲んで食べたやん! 胃が4つあるの?
・ラーメンのボリュームは締めに向かない
500円から800円くらいでガッツリ食べられるラーメン。ラーメンブームもあり、コスパ的にハズレな店は少ないように思う。実際、お腹が空いている時のラーメンは最高だ。スープの温かさが心まで温めてくれるようである。
そう、あくまでラーメン1杯は1食分。さらに言うと、昼食か夕飯か、ガッツリ食べるケースの選択肢である。しかし、私が参加する飲み会では、飲み会が終わった直後に度々こういう会話が出る。「締めにラーメン行く?」と。
いやいやいや! さっき飲み会でしこたま飲んで食べましたやん!! この上ラーメン食べるとか無理無理無理無理!
もし、食べ物を食べていなかったとしても、ビールをしこたま飲んで膨れた腹でラーメン1杯を食べるのは辛い。にもかかわらず、なぜそんな選択肢が出てくるのか?
・締めラーメン好きに聞いてみる
そこで、毎回飲み会終わりにラーメンを食べている、バンド『フリサト』のボーカル水本有(みずもとゆう)に「なぜ締めにラーメンを食べるのか」伺ってみたところ……
水本有「ラーメンは別腹。わしはラーメンと一緒に哀愁を食べとんじゃ」
──とのこと。胃が4つあるんスか?
・実際食べてみた結果
ただ、ひょっとしたら私が知らないだけで、食べてみたら納得の理由があるのかもしれない。そこで、試しに飲み会後に締めでラーメンを食べてみたところ……
食べれなくはないけれど大食いチャレンジしてるみたいだった。なぜ、こんな状態になってまでラーメンを食べるのか……謎すぎる。お茶漬けで良くね? 豆腐素麺でも良いかも。だが、締めにラーメンだけはありえない。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼忘年会と言えば宴会芸で悩む人も多いかもしれないので、『スコップ三味線』を置いておきます。