店に入ると席に案内され、メニューを見ながら「すいませーん!」と注文。しばらくすると店員さんが飲み物と料理を持って来てくれるのが居酒屋である……。そんなふうに考えていた時期が私(あひるねこ)にもありました。
時代は変わる。そして居酒屋も変わる。今回はなんと、ハンバーガーショップみたいなシステムの焼き鳥屋がオープンしたというので行ってみたぞ! 料理は? 席は? 注文は? 気になること満載だが、とにかく酒が飲めりゃあいいんだよ!!
・歌舞伎町の新店
場所は新宿・歌舞伎町。ギラギラ輝く街中から、少しだけ路地に入る。最近オープンしたという「せんべろスタンド やきとり魁(さきがけ)」。ここが今夜の酒場だ。
・セルフ居酒屋
どうやらお店は地下にあるらしい。階段を下りていくと……そこに広がっていたのはマックみたいなレジカウンターだった。カウンターの上には3台のiPadが設置されている。なるほど、注文もセルフなのか。
・その場で会計
ほとんどの焼き鳥が1本99円(税抜)と手頃だ。料理は高くても250円で、ハイボールやサワーも基本的に250円以内で注文できた。生ビール(中)は通常350円のようだが、この日はオープン価格で199円だったぞ。あざーっす!
で、注文を確定するとその場でお支払い。これなら余計なものを頼みすぎることもなさそうだ。
ドリンク類と、「とりあえず」というカテゴリーの料理はその場ですぐに提供される。焼き鳥や揚げ物などは、できあがったら呼出ブザーでお知らせが来るシステムだ。トレイに乗せて渡されるため、気分は完全にファーストフード店である。新鮮。
・席は自由
店内はテーブル席や一人用のカウンター席、立ち飲みスペースで分かれている。当然ながら、席代やお通しはなし! ここ大事!! さらに客席は禁煙となっていて、奥に喫煙エリアが別室で用意されているのもグッドだ。ちなみに、箸なんかもすべてセルフである。
・安くてもウマし
ビールはプレミアムモルツで、普通にクソウマい。安いからって質が悪い感じはまったくしなかったぞ。ただし、ファーストフード感覚で料理を待っていると「なかなか来ねーな……」という気分になるから注意が必要だ。待ち時間だけは普通に居酒屋である。
しばらくすると、ブルブルッとブザーが振動したためカウンターまで自分で料理を取りに行く。さあ、いよいよテーブルが華やかになってきやがった!
注目したいのは1本99円の『大きいもも串』だ。ほうほう、99円の割にはこれ……デカくね!? 実はけっこうショボいのが来るんじゃないかと思っていたが、この値段でこの大きさは相当にグッジョブだ。味も良し。苦しゅうない、苦しゅうないぞ。
『名物! 唐揚げ(税抜250円)』も大勢で分けることを考えると少ないが、一人でせんべろみたいな時にはちょうどいいサイズ。こちらも味良しで苦しゅうない。まあ、もっと熱々でもいいけどね。値段を考えると上等だろう。
・ニューせんべろスポット
ファーストフード店らしく、最後は皿とカップを自分で下げて店を出た。サクッと飲んでサクッと帰る。仕事帰りにちょっとだけ飲んで帰るか、なんて日にはもってこいのお店ではないか。せんべろには意外と、こういうシステムが合うのかもしれない。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 せんべろスタンド やきとり魁
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-23-10 シャトレビルB1F
時間 17:00~5:00(月~金)、16:00~5:00(土日祝)
休日 年末年始(12月31日~1月2日)
参考リンク:せんべろスタンド やきとり魁
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼ポテトサラダ(税抜199円)
▼鴨パッチョ(税抜199円)
▼焼き鳥や揚げ物などは、できたら呼出ブザーで呼ばれるシステム
▼焼き鳥は基本的に1本99円(税抜)
▼チーズソースポテト(税抜250円)
▼生レモンサワー・中(税抜250円)
▼クリームチーズの味噌漬け(税抜199円)
▼ぶっかけ煮込みTKG(税抜250円)
▼最後は皿とカップを自分で下げて退店
▼編集部・佐藤によると、歌舞伎町「SHOGUN BURGER」のトリプルチーズバーガーは凶暴らしいぞ。