名作マンガには魅力的なキャラがつきものだ。最近で言うと、『名探偵コナン』の安室透など、時にはキャラ人気がマンガの人気を支えることだってある。その個性とオリジナリティーを指して「キャラが立っている」と言うが、猛烈なキャラ立ちで昔からマンガによく登場するのが中国人キャラ

『らんま1/2』のシャンプーや『銀魂』の神楽など人気キャラは枚挙に暇がない。そんなキャラ立ちの一端を担っているのが「~アル」という語尾。でも、実際中国人で「~アル」って話す人に会ったことがないんだけど、この語尾はどこから生まれたの? 日本語史の教授に聞いてみたマンガが話題になっている。

・日本語史教授の回答

このマンガをTwitterに投稿したのは、講談社『モーニングtwo』で「天地創造デザイン部」を連載しているマンガ家の蛇蔵(へびぞう)さん。質問に答えているのは、大阪大学の教授・金水敏(きんすいさとし)先生である。

日本語史を専門としている金水先生は、上記の質問に対して非常にシンプルな答えを出している。その答えとは「実際にそう話している人がいたから」というもの。

ルーツは幕末から明治。開国で外国人が突然増えたこの時代、外国人の間で「とりあえず通じればいい」簡略化された日本語が話されていたという。その1つに「~アル」という語尾があり、中国人の言葉づかいのイメージとして広まったとのこと。

・博士キャラはなぜ「~じゃ」と話すのか?


続いて、博士キャラの「~じゃ」という語尾にも触れている。金水先生いわく、こちらの語尾にイメージがついたのは江戸初期。ルーツは関西弁にあるのだとか。へ~!

なおこのマンガは、蛇蔵さんと海野凪子さんが「KADOKAWA / メディアファクトリー」から出したコミックエッセイ『日本人の知らない日本語 3 祝!卒業編』に収録されたものの一部。

本作は、日本語学校の教師「なぎこ先生」の目線で日本語や文化について描かれたものだ。ドラマ化もされているヒット作品のため、気になった方はチェックしてみてくれ!

参照元:Twitter @nyorozo
マンガ:蛇蔵, used with permission.
執筆:中澤星児

▼中国人キャラ「~アル」博士キャラ「~じゃ」になった理由

▼連載中の『天地創造デザイン部』はこんな感じ