おいおいマジかよ……近年、冷凍食品に「◯◯監修」という商品は数多いが、これまでと一味違う炒飯を食べてしまった。お店の看板もかかっているし、中途半端な商品を作れないのは分かる。スゴく分かるが、それを踏まえてもそんじょそこらの炒飯じゃなかった。

今回食べてみたのは、東京都新小岩に店を構えていていつも行列が絶えない繁盛店「麺屋 一燈」と日清のコラボ商品だ。このクオリティーがレンチンで食べられるようになったとは……いやはや、いい時代になったものである。

・新小岩の超人気店監修

知る人ぞ知る「麺屋 一燈」は、ラーメンはもちろん魚介類のつけ麺などでも人気を博している。食べようとしたら行列になるのは当たり前。たとえ開店1時間前であっても人が並んでいるのは、以前にお伝えした。

んで、そんな人気店が監修しているなら、どうせお高いんでしょ? と思うかもしれないが、意外と普通で筆者(私)はスーパーで299円の値段で購入した。代表取締役・坂本幸彦氏の腕組みしている姿が袋にプリントされているのが、いかにもラーメン屋の監修商品らしい。

・香り立つ魚介

袋から皿にザザザッーと移してチンすると、魔法の箱(レンジ)から魚介の匂いがフワッと香る。その匂いだけで絶対ウマいことが分かるレベルだと察することができるが、いざ食べてみたらもっとスゴかった。というのも……!

決して麺類の邪魔をしないような炒飯なのだ。意外なほどアッサリしていて、個人的には麺類と一緒に食べることを想定して作られたのだと思わずにいられなかった。冷凍食品に姿を変えても、麺との相性を考えるあたり(たぶん)麺屋の意地を見た。

また、レンチンだとパラッとしてくれない冷凍食品は結構あるが、「麺屋の炒飯」はしっかりパラリ。そして魚介類の味は卵やネギ、肉とのバランスもよく、容量も450グラムとかなりのボリュームだから抜かりなし!

心技体。食べる側の気持ちを思う優しさ、ウマさを実現する腕、ボリュームの3点がしっかり揃っていた。ギルティではあるものの、炒飯との鉄板コンビのラーメンや餃子と食べたらもっとウマくなるのは確実。魚介類が好きな人は高確率でハマるはずだ。

・ラーメンと半チャーがオススメ

ラーメンをはじめとする麺類との組み合わせは無限大で値段も格安。しまった……半チャー(炒飯半分)とラーメンで食べればよかった……と食後に後悔したが、それはまた次の機会に。どうやら知らないうちに、300円以内でウマい麺&炒飯を食べられる時代に入っていたようだ。

参考リンク:冷凍 日清 麺屋の炒飯 麺屋一燈監修
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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▼裏側。鶏ガラをベースに5種類の魚介の旨みとのこと