最近、個人的に埼玉発祥のスーパー「ベルク」がアツい。理由はシンプル。安さはもちろん、意外な商品が多く置かれているからだ。

「1814円で一体誰が買うんだよっていうような冷凍食品」しかり、オリジナルブランドの「クセ強の冷凍餃子」しかり。

そして今回お伝えするのは「冷凍炒飯」なのだが……これもクセが強くて思わず手に取ってしまった。

・クセ強炒飯

肉肉研究会開発の万能スパイスを使用したという炒飯は450g入りで323円。パッと見だと普通のパッケージかなとも思ったのだが……



よく見ると……


旨み溢れてぇぇぇふっくら仕上げぇぇぇ!


どうもベルクの冷凍食品担当は勢いをつけたいらしい。でも、店内を歩いていると不思議と目立って見えてしまう自分がいるから悔しい。

もしかしたらそのあたりまで計算したデザインなのだろうか。現にベルクの勢い商品はいくつか買ってしまったし、もしかしたらすでに術中にハマってる……?

・いざ実食

さて、目立ったところで味がよくないとすべてが無になってしまう。そのあたりどうなのか、強敵揃いの冷凍炒飯界で戦えているか確かめてみよう。

皿に盛ってレンチンするだけで即完成。ところどころに卵やネギが見え、チャーシューも満遍なく入っている印象を受ける。

食べてみると、しっかり胡椒が効いていてラーメンとかと合いそう。炒飯というより焼飯……とんこつラーメンとセットで出てくると実力以上のものを発揮するタイプのように感じた。

具材はそんなに主張しすぎず量もしっかり。たまにやってくるネギのシャキッとした食感がアクセントになっていて、ネタ要素が強い商品なのかなと思いきやちゃんとしていた。真面目か!

・ニチレイとの比較

ちなみに冷凍炒飯といえば、有名どころだとギネス記録にもなっているニチレイのもの。チャーシューがゴロッと入っているアレと比べたらどうだろう。ってことで食べ比べると……


あっ



これは相手が悪い


ニチレイがなぜ売れているかを改めて教えられたような気がした。ベルクも決して悪くないのだが、ニチレイと比べると食べ応えや味など「もう一声!」と言わざるをえない。

まぁここは価格差があるし……と思ったら、購入した店舗では「期間限定プライス」と書きながらもニチレイの炒飯をオリジナルと同じ323円で提供していた。褒めるべきは店長だった……!

なお、ニチレイの炒飯は個人的な感覚だと350円〜400円オーバーも全然ある価格帯。普通に考えたらニチレイの方が高いため、今回の結論は値段通りだと言っていいだろう。

ベルクの冷凍炒飯は450gという量、そして値段を考えたらアリ。何かを合わせるならラーメンで食べてみてほしい。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼肉だんご(スペシャルプライスで280円)も密かにクセ強い

▼黒 酢 に 恋 し た !

▼酢の加減がちょうどよく、中身もみっちりと肉。この黒酢タレだけで白米食べられる。いい惣菜食ってるなぁ感がある