ようやく……ようやく携帯料金が安くなる見込みだ。日本経済新聞によると2018年10月31日、NTTドコモが「携帯電話の通信料金を2019年4月〜6月に2~4割引き下げる」と発表したという。海外と比べても高いとされている日本の携帯通信料だが、ドコモが舵を切ったことによりau、ソフトバンクの動向も注目される。
さて、還元額は年間で最大4000億円になるというから、ドコモユーザーにとってはありがたい限りであろう。きっとネット民も大喜びしているに違いない……と思いきや、ユーザーたちから辛辣な声が相次いでいる。
・わかりにくい料金プラン
ドコモは携帯端末を値引きしない代わりに、通信料を安くする「分離プラン」を広げたい意向だという。料金形態が複雑でユーザーからは「わかりにくい」との声が多いため、シンプルでわかりやすい料金プランを打ち出すものと見られる。
格安SIMの台頭はもちろんのこと、2019年秋から参入する「楽天」の存在も気になるのだろう。ドコモは先駆けて割引きを実施し、ユーザーの囲い込みを図る構えだ。
ところがどっこい、ネット民の反応はいまいち薄い。薄い……というか厳しい。仮に通信料が4割も安くなるなら、単純に嬉しくはないのか? ただ、ドコモユーザーと思われる声を拾ってみると、言いたいことは1つに集約されているようだった。以下でご覧いただきたい。
・ドコモユーザー(と思われる)の声
「長 期 利 用 者 を 大 切 に し ろ」
「何年使ってると思ってるんだよ」
「10年超えてるけど何のメリットもない」
「甘いよ。20年近くてもメリットないから」
「繋がるのがドコモしかないから使ってるけど、長く使って良かったと思うことはない」
「なんで長く使ってるのに新規契約の方がお得なんだよ」
「釣った魚にエサをくれ」
「長期利用者をケアするプランが最優先だろ」
ドコモに限らず、同じキャリアを使い続けることによるメリットはかなり少ない。どのキャリアも新規顧客の獲得には熱心だが、長期ユーザーに対するケアとなると極端に少なくなるのが現状だ。こうした長年の環境が、今回の発表に対しても辛辣な声が挙がっている原因であろう。
先述の通り、携帯の料金プランはとにかく複雑で「※」はもう見飽きた。個人的にはシンプルで低料金、なおかつ長期ユーザーにメリットがあれば、黙っていてもユーザーは増えると思うのだが、いかがなものだろうか?