家賃・ガス代・水道代・電気代……などと並ぶ、固定費の1つが「携帯電話料金」だ。最近では格安SIMの台頭で携帯料金もだいぶ安くなってきたが、それでも世界的に見ると日本の携帯料金はメチャメチャ割高らしい……。

というのも、2018年9月に総務省が発表した「電気通信サービスに係る内外価格差調査」によると、総合的に見て日本の携帯電話料金は「世界の主要国よりも割高である」と判明したのだ。

・6カ国が対象

総務省が世界の主要6カ国(6都市)を対象に行った今回の調査。調査の対象となったのは、日本(東京)、アメリカ(ニューヨーク)、イギリス(ロンドン)、フランス(パリ)、ドイツ(デュッセルドルフ)、韓国(ソウル)である。

調査結果は多岐に渡るが、例えば「各国で最もシェアの高い携帯会社同士の料金プランの比較」の場合、通信量5ギガで日本は月額7562円。2位のアメリカの5990円を上回り、最も割高だ。ちなみに最安はフランスで1783円だから、日本とは3倍以上の開きがある。

また「シェア上位3事業者(サブブランドを含む)が提供する料金プランのうち、最も安い料金プラン比較」では、2ギガ・5ギガではアメリカと韓国よりは安いものの、20ギガプランではこちらも6カ国のうち最も割高と判明した。

詳細な調査結果は、ぜひ総務省のデータをご覧いただきたいが、総合的に見て日本の携帯料金は決して安くなく、むしろ割高だと感じる人が多いことだろう。

・ネットの声

「知ってた」
「結局日本は3社の談合だからな」
「新規参入しづらい構造が悪いよね」
「格安SIMが猛スピードで浸透してるから少しは安くなるだろう」
「確かに日本の携帯電話の安定感はスゴイ(アメリカ在住者より)」
「というか、全般的にフランスが安いのな」
「金の勝ちが違うから一概に言えんが、日本は高いよな」
「世界はどうか知らんが、日本の携帯プランは長期ユーザーに優しくないことだけはハッキリしてる」

個人的には半年ほど前にキャリアから格安SIMに乗り換え、月々の支払いは1万5000円から5000円に減った。特に不便も感じていないので、月々の携帯料金が高いと感じている人は1度格安SIMをチェックしてみることをオススメする。とにかく固定費が安いに越したことは無い。

参照元:総務省「電気通信サービスに係る内外価格差調査」(PDF)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼格安SIMでも余裕でポケモンGOができる。キャリアじゃなくても無問題。