プロレスラーが経営、プロデュースなどを手掛ける飲食店は、なんとなく “ゴツい” イメージがある。松永光弘が手掛ける「ミスターデンジャー」も、曙の「曙ステーキ」も、足を運んでみたら実際に “そこはかとないゴツさ” を感じた。
ある意味でイメージ通りだし、こちらもそれを期待してお店に伺うのだが、今回ご紹介する飯田橋の『お肉酒場GINZA-TEI with長州力』は1ミリもそのゴツさがない。全くゴツくない長州力なんて……逆の意味で革命的だ。
・飯田橋駅東口から徒歩2分
2018年9月にオープンしたばかりの『お肉酒場GINZA-TEI with長州力』は、プロレスラーの長州力が顧問に名前を連ねる “肉系の飲食店” である。「プロレスラー」と「肉」が揃ってゴツくないハズがないのだが、そこには見たこともない長州力があった。
さて、お店はJR飯田橋駅の東口から徒歩2分ほどとアクセスも良好だ。たぶん迷うことは無いが、迷ったら線路沿いにあるマルチビジョンを目印にするといいだろう。その2階に「お肉酒場GINZA-TEI with長州力」が店を構えているぞ。
・違和感の正体
記者が到着したのはオープン直前の午前11時半少し前。お店の外観の撮影をしながら妙な違和感を覚えた。看板にあるのは「お肉酒場GINZA-TEI with長州力」の文字……。おかしい、何かがおかしい。なんだこの強烈な違和感は……?
フォントだ──。
長州力のフォントがオシャレすぎる!
これ自由が丘のオシャレカフェのフォントじゃないか!!
長州力に魅せられて約30年、こんなにお洒落な「長州力」の文字は見たことがない。荒々しいまでの明朝体、もしくは行書体が長州力かと思っていたが、まさかフォントだけでこんなに印象が変わるなんて……意外だ。
それはさておき、店の中に入ってもいわゆるプロレスラーらしいゴツさは見当たらない。内装も明るくオシャレな造りで、ランチのご飯も白米だけではなく「発芽玄米入りご飯」が選べた。発芽玄米入りご飯……! パワーホールの要素は皆無と言っていいだろう。
・ポークソテーが激ウマ
ランチは牛肉・豚肉・鶏肉から選べ、今回はオススメと記載のあった「ポークソテー」をオーダーした。特徴的なのは小鉢6種類の中から3種類を自由に選べることで、その中にも長州らしからぬ「グラノーラ チーズムース添え」の文字が。……革命戦士どこ行った。
とはいえ、料理は文句なしにどれもウマい。特にポークソテーはニンニクとバターの風味が効いた、がっつり系の味わいだ。ライスも1回はおかわり自由なので、食欲旺盛な人でもきっと満足できることだろう。
想定していたプロレスラーっぽさは無かったものの、「お肉酒場GINZA-TEI with長州力」は近所にあったら嬉しい “使える店” であった。プロレスファンはもちろんのこと、お近くにお勤めの人はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか?
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 お肉酒場GINZA-TEI with長州力
住所 東京都千代田区富士見2-7-2 飯田橋プラーノ203-A
時間 ランチ11:30~14:30 / ディナー17:30~23:00
休日 土日祝
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.