2018年9月20日、アメリカのレコーディングスタジオ『ODA STUDIO』がFacebookを更新し、オーナー・小田裕一郎さんの死去を伝えた。
松田聖子さんの『青い珊瑚礁』などをはじめ、80年代を代表するような曲を手掛けた小田さん。ギタリストであると同時に、作曲家としても一時代を築いたヒットメーカーである。68歳だった。
・時代を築いた作曲家
前述の通り、松田聖子さんの初期の楽曲で有名な小田さんは、80年代のアイドルのイメージを作った1人と言えるだろう。私(中澤)の個人的なイメージを言うと、まだプロデューサーが今ほど注目される前の「プロ中のプロ」という感じ。
そして、小田さんと言えば、『うる星やつら』のオープニングテーマ「Chance on Love」や『CAT’S EYE』の主題歌なども手掛けている。80年代アニメを影で支えた人物でもあるのだ。
そんな小田さんがアメリカに渡り、運営していたのが『ODA STUDIO』。ジョージ・ベンソンなどもレコーディングに使用している。独自の音楽道を究めた小田さん。ご冥福をお祈りします。
なお、「ODA STADIO」のFacebookによると、葬儀は22日にニュージャージー州にて行われるという。告別式など詳細は、Facebookページをご覧いただけると幸いだ。
▼運営する『ODA STUDIO』が投稿
▼志茂田景樹さんも追悼
音痴の僕を矯正するという番組の企画で人気作曲家が僕を導いた。結果は矯正不能。以来親しい交流が始まる。奧さん亡き後彼はニューヨークへ渡り独自の音楽活動を続けた。松田聖子の「青い珊瑚礁」等の作曲で知られる小田裕一郎さんの訃報がたった今届いた。在りし日々を偲び独りグラスを傾ける。
— 志茂田景樹 (@kagekineko) September 19, 2018