「ロボットロボットレストラン♪ 歌舞伎町にオープン♪ ロボットロボットレストラン♪ さくら通りにオープン♪ 総工費100億円、ほかにはない、巨大ロボ♪ ロボット、レストラン、ついにオープン♪」でお馴染みの、ロボットレストランの前には『人間レストラン』がある! という訳で さっそく行ってみた!!
・ロボットレストランの向かい?
このお店は、2018年7月16日にオープンしたばかりのレストランバーだ。お店から取材に来て欲しいとの問い合わせを受けて実際に行ってみると…… 。きらびやかなロボットレストランの電飾が、歌舞伎町の夜をまぶしく照らしている。
正面の「18禁」のマークのある階段を上がるとのことだが、本当にレストランバーなんかあるのか? 正直、この階段を上がるのが怖い……。いかがわしいお店だったらどうしよう。
お店があるのはこの建物の4階だ。エレベーターはない。急な階段を上がる足が重く感じられるのは、気のせいではないだろう。本当に大丈夫なのか?
・3階に貼り紙
3階まで上がったところで、扉に「人間レストラン」と書かれているのを発見した。どうやら、ここで間違っていなかったらしい。ちょっとホッとした。
しかしその下にあるメモ紙を見たら……。
「少し前の事です。霊感が強めなスピリチュアルの友達に「奈苗さん(店長)、背中童(わらし)が2匹もついてますネ!! こんな時期に珍しい☆」と言われたんですが、背中童って一体何?」(メモ紙より)
…………この店、やべえんじゃねえか? 今ならまだ引き返せる……。扉の向こうを見ると。
なんか着物が吊るしてある……。
良く見ると、ここは物販コーナーらしい。なんだ、この店!?
・やべえ店なんじゃねえの!?
これはマジでヤバい店だ! 引き返すべきだ、今すぐ階段を駆け下りるべきだろ、そうは思ったが、怖いモノ見たさで階段を上ってしまった。そしてそこに待っていたモノは!?
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店内めっちゃオシャレ! ステンレスのカウンターと白い壁、店の奥には畳敷きの小上りがあって、和と洋の要素を融合させた、それでいてムダを排した造りをしてる。シンプルモダンってヤツ?
お店に来た人にだけ、この雰囲気を味わってほしいという理由から、今回は撮影させてもらえなかった。唯一OKだったのがベランダ。このベランダがまたイイ! テーブル・椅子が置けるくらいの広さで、目の前にはあのロボットレストランが見える。
あのきらびやかな看板を見下ろすと、 “人間” だって “ロボット” に負けていないんだと、改めてその存在意義を示しているように感じる。
こんな場所から、歌舞伎町を見ることができるとは。それだけでも新鮮だ。
・ボリューミーなあんバターバーガー
メニューを見ると、ウイスキーが充実している。食事は瓦そばや玉子バーガーなど、小腹を満たしてくれるオリジナルメニューが揃っている。
ちょうど小腹が空いていたので、あんバターバーガー(700円)を注文した。あんバターといえば、名古屋の名物。まさか歌舞伎町であんバターを出すお店に出会うとは。
実物を見てビックリ! あんこハンパないって!! そんなできひんやん普通!
1人で2個食うには少々量が多かった……。
・ロボット時代へのアンチテーゼ
店を訪ねて、その居心地の良さに感動した。ここは人が過ごしやすい空間を提供する人間レストラン。有体な言い方をすれば、人の隠れ家だ。まばゆい電飾もなく、大音量の音楽もない。静かにグラスを傾けて佇むのに、打ってつけの店かもしれない。ロボットが台頭する世の中で、人の居場所を示すいわば「アンチテーゼ」なのかもしれない。とりあえず通うことにしよう。
・今回紹介した店舗の情報
店名 人間レストラン
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-13-11 甲斐ビル4F
営業時間 18:00~5:00
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼お店にはスタッフを紹介する「人間メニュー」もあるぞ!