『週刊少年ジャンプ』で14年にわたり連載してきた『銀魂』が、2018年9月15日発売の同誌で最終回を迎えた。幾度となく “終わる終わる詐欺” で読者を喜ばせてきた銀魂も、今度こそ……。

寂しさもあるが、何よりここまで連載を続けてくれてお疲れさまでしたという気持ちでいっぱいだ。これまで毎週『銀魂』を読み続けてきた記者が、最終回を読んで感じたことをお伝えしたい。

・全然最終回じゃなかった

結論から言えば『銀魂』は最終回を迎えなかった。『週刊少年ジャンプ』での連載は終了したものの、完結できなかったため続きは12月の『ジャンプGIGA』にて連載されるとのこと。いや、そういった展開を予想しなかった訳ではないけど。

考えてみれば、アニメがオンエア中で、さらには実写映画にドラマと乗りに乗っている。この時期に、本編が終了というのも不思議な話。とはいえ、作者の空知英秋さんが「あとちょっとだけ別でやります」と言っているので終わりは近いのかもしれない。

しかしストーリー的に、さすがに今回は終わるかなという雰囲気を醸し出していただけに、いちファンとしては嬉しい知らせだ。てかもう、終わる必要ないんじゃない……? 勝手なことを言わせてもらえば、今後もギャグ回をやり続けてほしい。お願い、300円あげるから。

・銀魂はどこまで行っても銀魂だった

とは言うものの、『週刊少年ジャンプ』での連載が終わりを遂げたことには変わりがない。ネタバレになってしまうので内容までは書かないが、最終回を読んだ人は必ず『テニスの王子様(通称テニプリ)』を読みたくなると断言しよう。

どんなに物語の中の世界が変わり果てようが、登場人物たちが成長しようが、『銀魂』はどこまで行っても『銀魂』であることを改めて感じた回。さすが銀魂、完成度高ぇーな、おい。

ここまで来たら、どういった形で本当の結末を迎えるのか。最後の最後まで見届けようではないか。主人公・坂田銀時の選択は如何に。そう……銀魂は永久に不潔です!!!! 

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.