一時期の暴力的な暑さからは少し気温が落ち着いて、秋の気配をすぐそこまで感じとることができるようになってきた。秋と言えば行楽やスポーツには持ってこいの季節だが、芸術鑑賞もそのうちの1つだろう。

そこで今回は、芸術の秋を先取りして、身体ごとアートを体験できるという大人気の『チームラボ』に行ってみたのでレポートするぞ!

・チームラボについて

現在、都内の会場は、お台場で開催されている『チームラボ ボーダレス』と豊洲の『チームラボ プラネッツ』に分かれる。今回、記者(石井)は豊洲に足を運んでみた。

お台場のチームラボ ボーダレスが主なコンセプトにしているのは「作品同士の境界をなくし、1つの世界として表現する」ということ。そして、豊洲のチームラボ プラネッツは「作品空間に身体ごと没入させる」とのことだ。

公式ページでも両会場について解説しているので、その辺りについて更に詳しく知りたい方は参考にしてほしい。ちなみにチケットは公式ページからあらかじめ購入することができる。スマホに映し出されるQRコードがチケットとなるぞ!

当日券も販売しているようだが、売り切れる場合もあるようだ。前売り券を購入しておいたほうが安心だろう。

・若者が多い中で楽しめるのかちょっと心配

ということで、入場の列に並んだ記者。それとなく周りを見渡すと10代後半~20代前半くらいの若い世代が多い印象だ。果たして30代男性が楽しめるスポットなのだろうか……。正直ちょっと不安になってきたが、ここまで来たんだ。意地でも楽しんでやるぞ!

列の先には靴や荷物を預けるためのロッカールームが用意されていた。ロッカーの鍵をバンドで手首に付けるのだが、コレ、なんだかスーパー銭湯を感じてしまうな。

「マジでこの先にアーティスティックな空間が用意されているのだろうか」と、半信半疑になりながら入場したら……

・アートを全身で感じられて最高!



「水ですよ、水! 奥さん! フロアに水が流れてますよぉぉぉぉおおおおお!! ヒャッホーーー!!」


てな感じで、序盤からすでに心配していたことが、どこかへ吹き飛んでしまったのだ。その後はもう、アートを全身で感じまくったぞ! 特に、膝下まで水が張られている作品はヤバかった。水面に鯉が映し出されると、時間を忘れて魚たちを追い回してしまった。

さらに、大きな球体が部屋一面に放たれている作品があるのだが、そこでは我を忘れてしまうくらいはしゃいだ。なにせ目の前にゴムボールのような球体があるのだ。30代男性がそれを見たらやることは1つ!

持ち上げて「オラに元気を……」なんてセリフを呟いてみたりして、丸っきり童心に返ってしまった。

気がついたら入場前の心配や不安はどこやら。嘘のように楽しんでいる自分がいた。入場前には若い世代が目立ったが、場内では年配の方や子供たちも楽しんでいる様子が確認できたぞ。

・一味違うアート体験を

芸術鑑賞というと「美術館などで落ち着いて静かに作品を楽しむもの」というイメージを持つ人も多いのではないだろうか。記者もそのうちの1人だった。

しかし今回、『チームラボ プラネッツ』にて光や音、感触など、「アート作品を全身で感じる」ことができたのは非常に新鮮だった。美術館で静かに芸術鑑賞も良いが、一味違う体験ができる『チームラボ』もおすすめしたい。インスタ映えも必至だぞ。

参考リンク:チームラボ
Report:石井陽太
Photo:RocketNews24.

▼他にも無数の光で、宇宙空間を表現した作品や

▼ドーム空間に花々が咲き渡る壮大な作品も

▼専用アプリを使用して作品に参加することも可能だ

▼オシャレなレストランもあったぞ!


▼サンドも美味そう!