今夏は観測史に残る暑さだったといって良いだろう。「災害級」の酷暑で、全国各地で熱中症で搬送された人が相次いだ。9月に入って、いくぶん暑さは和らいだものの、油断してはいけない。十分な睡眠と食事をとって、いつでもベストなコンディションを保ちたいものだ。

そんな時には肉! 焼肉!! ということで、東京・新宿歌舞伎町の焼肉店「牛恋」に行ってみた。ここの炙りロースの食べ方が斬新でウマい!! しかも俳優の竹内涼真さんが足しげく通うお店なのだとか。マジかよ! 運が良ければ涼真くんに会えるの!?

・有名人ご用達の店

このお店は、歌舞伎町のほかに東京・神田と、沖縄・那覇に姉妹店のある、ちょっと変わった店舗展開をしている焼肉グループだ。もともと有名芸能人が良く利用する店として知られていたのだが、2017年に竹内さんが番組で紹介したことをきっかけに、話題のお店となった。


・ピースビーフって?

そんなことを1ミリも知らなかった私(佐藤)は、友人3人と予約したうえで利用したのである。もしも知っていたら、「誰か芸能人に会えるんじゃないの?」と、ミーハー心丸出しにして肉に集中できなかったことだろう。知らなくて良かった。なぜなら、ここで食べる焼肉の魅力を存分に堪能できたから。

さて、メニューを見てみると、看板商品からしてすでに他のお店では見ることのないものだ。ピースビーフ(1人前680円)だと?


これは、牛の赤身肉のことだ。脂が少なく、高たんぱく低カロリー。これを、ネギンチュ(1人前480円)と呼ばれる薬味と一緒に頂く。


食べてみると、赤身肉は意外と食感としてはパサパサとしている。このままだととても味気ないのだが、ネギンチュと辛味のきいた食べることによって、肉の旨味が引き立つ。ダイエット中に焼肉を食べたい衝動に駆られた時は、このピースビーフが良いかも


・狙い目はミックスボックス

ここは肉の種類が豊富で、味付けや食べ方のバリエーションが豊富だ。たとえばハラミは通常のハラミ・1本ハラミ・厚切りハラミ・辛タレハラミ・ガーリックハラミ・ネギ塩ハラミステーキと全部で6種類もある。何を頼んで良いのかわからない。そんな時、メニュー看板にミックスボックス(1人前880円)があったら、ぜひ注文して欲しい


これはハラミではなくカルビなのだが、他のカルビメニューの端切れ肉を集めて、お得に提供している特別メニューだ。


端切れ肉とはいっても、肉そのものは上等なモノ。味に違いはないのである。それを、お得に頂けるのだから、頼まない手はないだろう。しかし数量に限りがあるようなので、看板に書いてあったら注文すべきである。


・人気に納得

このほかに我々のグループはハツ(1人前580円)や梅タン(1人前580円)、ホルモン5点盛り(1人前1280円)を注文した。


どの肉も新鮮で肉質が良く、1つひとつのメニューの満足度が非常に高い。これは人気店になるのもうなずける。


・炙りロースはマスト

それらのなかでも、特に美味しい食べ方だなと思ったのは、炙りロース(1人前580円)だ。


これはロース1枚に卵黄とライスボールが付いてくる。どうやって食べるのかな? と思ってるとスタッフが肉をサッと炙って、ライスボールの上に置いてくれた。


「お肉をたまごと絡めて、ご飯の上に乗せて食べてください」という。そのままたまごに絡めると、ご飯がボロボロになるらしいので、一旦肉を外してたまごと絡める。


改めてご飯の上に戻して、こいつを一口で頂く!


く~ッ! ウマい!! 肉の旨味とたまごの甘味がとろけ合ってる。口のなかで作る “肉たまごご飯” といったところだろうか。3つの味がひとつになって、美味しさが層になって畳みかけてくるようだ。この食べさせ方はズルい! ちなみに3人でそれぞれ2杯ずつドリンクを頼み、一通り肉を食べて1人4000円程度だった。1品1人前の単価が安いので、いろいろな部位を食べたいという人には、有難いお店である。

・今回訪問した店舗の情報

店名 牛恋 新宿店
住所 東京都新宿区歌舞伎町2-45-8 HHKビル 1F
営業時間 17:00〜23:30 日祝17:00~23:00
定休日 なし(年末年始)

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24