震度7を記録した「平成30年北海道胆振東部地震」。道内全域で停電する事態となり、札幌市を中心とした都心部では都市機能に大きな影響が出たが、少しずつ電気の供給は復旧し、札幌市電は2018年9月7日11時の段階で運行を再開した。

そんななか、札幌市広報部はTwitterを通じて、火災報知設備の警報音について注意を呼び掛けている。その内容は以下の通りだ。

・札幌市広報部の投稿

「停電の復旧に伴い、再度、自動火災報知設備のバッテリー切れの警報音を火災と間違えて通報される事案が多く発生しております。バッテリーが充電されれば警報音は止まりますが、数日かかる場合があります。通報する際は、今一度よくご確認いただくよう、お願いいたします」(札幌市広報部公式Twitterより)


充電切れの際になる警報音を、火災時の警報音と間違えて消防に連絡するケースが相次いでいるようだ。警報音が鳴っている場合は、身の安全を確保しつつ慌てずに状況を把握して、火災ではないことが確認できた場合はバッテリー切れによる鳴動であると判断した方が良いだろう。

・メーカーサイトで確認

なお、一般社団法人日本火災報知機工業会の公式サイトには、住宅用機器の特徴とメーカーサイトへのリンクが掲載(丸形警報機角形警報機)されている。火災ではない場合に警報音が鳴った場合の対処方法は、それぞれのサイトで確認して欲しい。

参照元:Twitter @Sapporo_PRD一般社団法人日本火災報知機工業会
執筆:佐藤英典

▼札幌市広報部の呼びかけ

▼札幌市電再開の一報