2017年8月29日朝、北朝鮮は弾道ミサイル1発を発射した。日本の上空を通過して襟裳岬の東、約1180キロに落下したと推定されている。その際に「Jアラート」が鳴り、びっくりした人も多いと思う。一方でサイレン音が鳴らず、ミサイル発射の事実をテレビ報道などで知ったという人も多いのではないだろうか。

今までに1度もサイレン音を聞いたことがないという人も、少なからず存在するはず。そういう人は、内閣官房国民保護ポータルサイトであらかじめ音を聞いておいた方がいいだろう。サイト上で音を確認することができる。

・Jアラートとは

Jアラートとは、国民保護のための情報伝達手段のひとつ。北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合、政府はJアラートを使用して情報を伝達する。

政府がJアラートを使用すると、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・緊急速報メールが配信される仕組みだ。この警報は、武力攻撃が迫り、もしくは武力攻撃が発生したと認められる地域に当該市町村が含まれる場合に、原則としてサイレンを使用して注意喚起が図られるという。

ちなみに携帯電話への緊急速報メールの配信は、平成26年に開始している。

・サイレン音を確認しておこう

サイレン音は、国民保護ポータルサイトで聞くことができる。今まで1度も聞いたことがない人は、あらかじめ確認しておいた方がいいだろう。突然サイレン音が携帯電話から鳴りだしたら、かなり驚くに違いない。

なお、音を確認する時には、周りの人がびっくりしないように、音量を小さくするか、イヤホンを着用して聞くことをオススメする。

参照元:国民保護ポータルサイト「国民保護に係る警報のサイレン音」NHKニュース
執筆:佐藤英典