日差しが眩しいこの季節。夏休みと言うのもあり、カメラを持ってお出かけする場面も増えるというもの。早速カメラを構えて……光の反射が邪魔! 上手く撮れない!! なんて経験、あるとおもう。
そんな時は「光の反射」によるお悩みを解決するマストアイテム「PL(C-PL)フィルター」の出番。反射を抑えることから、空や海をより青く、植物の発色をより鮮やかに写す効果もある。その使い方や効果を紹介するぞ!
・PLはPolarized Light(偏光)の略
いきなり「PLフィルター」なんて聞くと、ちょっと身構えてしまいそうだが、これは英語のPolarized Light(偏光)の略。小学校の理科の時間に偏光板について学んだことがあると思うが、カメラ用のあれだ。
ぱっと見ただのサングラス的な黒っぽいガラス板。実際には凄く細かい格子模様が入っており、それによって特定の方向からの光を遮断する仕組みだ。より正確かつ詳細な構造が気になる方は、各フィルターメーカーのHPなどを参考にして欲しい。
・使うとどうなるのか
一番重要なのは、やはりその効果だろう。例として、お店のショーウィンドウなどを撮影するときを想像して欲しい。素敵なウィンドウを撮影しようとしたら、反射のせいで空やカメラを構えている自分の姿しか写らない状況だ。
そんな時にこのPLフィルターをレンズの前に装着すると、その反射を消し去ってガラスの向こうをしっかり写す事ができる。特に最近カメラを買ったという方や、何となく撮影しているという方は効果に感動すると思う。
ただ、特定の方向からの反射しか除去できないので、複数の方向からの反射がある場面では消せる反射と消せない反射が出てくることも記載しておこう。パーツが回転するようになっているので、それを回して調節するのだ。
・他にもこんな効果が
反射を除去すると言うことで、その効果の適用範囲はかなり広い。この時期特にありがたいのが、海やプールでの撮影時だろう。水面の反射を消してくれるので、結果として「まるで雑誌か何かのような青い水面」になる。
また、紅葉の季節にも出番はある。葉の表面の反射を除去してくれるため、紅葉本来の鮮やかな色をそのまま撮影することができるのだ。他には、遠くのものや空を撮影するときなども、空気中を漂う粒子からの反射を抑えてくれるので重宝する。
・スマホ用もあるみたい
Amazonで検索してみたらスマホに装着できるPLフィルターも売っているようだ。スマホのカメラは写る角度が非常に広く、この手のはケラレるのが心配だ。使用機種によって合う合わないがあると思うので、各々で探してみて欲しい。
・心配なら詳しい店員の居る量販店で
カメラ用の場合、いざ買おうとして検索すると「PLフィルター」のほかに「C-PLフィルター」や「円偏光フィルター」など色々出てきて困るかもしれない。だがその辺りは気にしなくて大丈夫だろう。
厳密には「PLフィルター」は作りの古いカメラ用で、「C-PLフィルター」と「円偏光フィルター」が最近主流の仕組みによるカメラ向けということで注意が必要だったが、今や「PLフィルター」といえば後者のこと。
前者に関しては、意識して頑張って探さないと見つからないので気にしなくて大丈夫だと思う。どうしても心配なら、ヨドバシカメラやビックカメラなど、カメラに詳しい店員が居る量販店で教えてもらって買うといいだろう。
とまあこんな感じで年中出番がありまくるPLフィルター。持っていれば最高に捗っていっそう撮影が楽しくなること請け合いだ! 是非今日からのカメラライフに取り入れてみて欲しい!
参照元:Amazon
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.
▼この記事を書くことにした経緯
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