昨日2018年8月27日、東京を襲った雷雨。私(中澤)が帰りに通った秋葉原では、昼かと思うくらい雷が絶え間なく光っていたし、阿佐ヶ谷の駅前が冠水するなど東京各地に様々な影響を与えた。
そんな中、ある写真家が撮った落雷の瞬間が話題になっている。限りなくどアップで雷を収めることに成功したこの画像。微細な構造までハッキリ映ったその写真にネットは興奮! こんなの初めて見た!!
・星景写真家が撮影した一瞬
落ちるポイントも気まぐれならロケーションも大事なので、写真に収めるのもなかなか難しい雷。それを撮影するだけでは飽き足らず、超絶どアップで捉えたのが星景写真家のKAGAYA(@KAGAYA_11949)さん。
画像のど真ん中をナナメに横切るように写る落雷。細い線と太い線が寄り添うように稲妻を形作っている。SUGEEEEE! この画像にネットでは以下のような声があがっている。
・ネットの声
「竜が登ってる」
「稲妻をこんな近くで見たのは初めてです」
「こんな写真は見たことがないです」
「凄い」
「ほんとに、龍みたい、、、」
「鱗と髭があるぅ」
「学術研究資料にはいい画像ではないかと思います」
「鼓膜は無事ですか」
「一筋だと思われていた稲妻が実はもっと複雑な構造をしていることを示している、貴重な写真」
「細いのがステップドリーダー,太いのが雷撃でしょうか.風に流されたのか二本は少しズレて映ってますね」
──激レア画像にネット民も大興奮。しかし、どうやってこんなどアップで撮影したのか。目の前に落ちてるように見えるけどこれヤバくない? 痺れるくらい近くない? そこで、KAGAYAさんに撮影時の状況を聞いてみたところ……
「近いのは確かですが、微細構造を撮るために中望遠レンズを使用していますので写真から受ける印象ほど近くではありません」
──とのことだった。安全な場所から中望遠レンズで撮影したという。なお、続くツイートでKAGAYAさんも注意喚起を行っているが、雷雲が接近している時に野外で撮影するのは危険なのでやめよう。
恐ろしくも美しい雷。昔の人は雷に龍を見たというが、KAGAYAさんの写真を見ていると、昔の人の気持ちも分からなくはない。鱗みたいなギザギザもあるし。人の手の届かない自然の脅威。その神秘の姿は今も人を魅了するようだ。
参照元:Twitter @KAGAYA_11949
Photo:KAGAYA, used with permission.
執筆:中澤星児
▼こんな雷の画像初めて見た……!
稲妻の微細構造。(本日撮影)
近かったので、雷撃で目がくらみました。 pic.twitter.com/6TgUbmlDdz— KAGAYA (@KAGAYA_11949) August 27, 2018