カスタムカーの世界ではひとつの定番ともいえるサブウーファー。パワフルなルックスもさることながら、車体が震えるほどの重低音を体感できる点が人気の理由だ。

しかし今回ご紹介するのは、そのサブウーファーを音を出すためではなくタイヤの代わりに装着した何ともおかしなカスタムカーである。果たして、まともに走ることができるのだろうか。

・大きなウーファーを後輪部に装着

ロシアのYouTubeチャンネル「Гараж 54」が公開した動画「18″ САБВУФЕРЫ вместо КОЛЁС」の序盤で登場するのは、レッドカラーにモノグラム柄が際立つド派手なワゴン車。そんなワゴン車のルーフ(天井)の上に乗っているのは、2つの黄色いホイール……ではなく、大きなサブウーファーである

続いて、サブウーファーをどんどん分解していき、後輪部へ装着できるように加工が完了。タイヤの代わりにサブウーファーがついたカスタムカーの出来上がりだ。サイズが本物のタイヤに近いため、外見上さほど違和感の無いところが面白い。ちなみに、配線は取り除いてあるため走行中に音は出ないようである。

・車両の重みで一瞬にして大破

さあ、さらに注目すべきはこのあとの走行シーンだ。果たして、タイヤの代わりにサブウーファーをつけた車は走るのだろうか? 4:35あたりから走行スタート! えっ……マジかよ!! ゆっくりだが少しずつ進み始めたぞ!!!

──と思いきや、その後、車両の重みでサブウーファーは一瞬にして大破。見るも無残な姿となってしまった。当然だが、やはりサブウーファーはスピーカーとして使うのが1番のようだ。なるほど、勉強になった! くれぐれもタイヤの代わりには使わず、音を出す際は周囲の迷惑にならないよう音量はほどほどで楽しもう。

参照元:YouTube
執筆:K.ナガハシ

▼走行シーンは4:35あたりから