野球は何が起きるか分からない。投手間や塁間の絶妙な距離もあって、野球の神様のイタズラとしか言いようがないプレーが生まれることもしばしばだ。中には、数年に一度くらいしかお目にかかれない珍プレーもあるが、メジャーリーグでまさかの「ライトゴロ」が生まれた。
滅多に見られないプレーはいかにして生まれたのか、詳細は以下の通りだ。その様子は、MLB公式サイトの公開した動画「Must C: Polanco’s 9-3 assist」でも確認できるぞ。
・なぜライトゴロは生まれたのか
それは2018年8月21日(日本時間)に行われたピッツバーグ・パイレーツ vs アトランタ・ブレーブスの試合でのことだった。ブレーブス1点リードの4回表、打席に入った投手のブライス・ウィルソンが打者顔負けの鋭い打球で一二塁間を破ったのだが、あまりにも当たりがよすぎた。
ライトのグレゴリー・ポランコが猛チャージで打球を捕って一塁に投げると、なんと走者よりも早くボールが到着したのだ。数字でいうと「9 → 3」。こうして珍しすぎる「ライトゴロ」が生まれたのだった。
・これぞプロのプレー
投手の打席ということもあって浅めに守っていたのだろうが、間一髪で刺した強肩はお見事だ。そしてわずかでもチャンスがあればアウトにしようという姿勢は、さすがプロだと言える。なお、試合は0−1で珍プレーを演出したブレーブスが敵地で勝利している。