2018年8月17日、Twitter上である祭りが始まった。「〇〇祭り」と名付けるのは難しいが、強いて挙げるなら『意気込みとか書く場所祭り』だろう。おそらく多くの人はそれだけ聞いてもピンと来ないはずだが、あなたは『意気込みとか書く場所』が何を指すのかおわかりだろうか?

・元ネタは……

元ネタとなるツイートは16日深夜に投稿された。複数のアカウントが、ほぼ同じ内容のツイートを以下のように投稿したのだ。


「自分磨きの一種? として2020年のオリンピックボランティアに応募することにしました! 語学とかはさすがに無理だから一般枠で応募します! 意気込みとか書く場所ないから悩まなくていいのはありがたい ただ私には大したスペックがないんだよね……」


そのまま通りに文面を読むならば、内容は2020年に開催される東京オリンピックの「ボランティアに応募しましたツイート」である。だがしかし、文言や構成がほぼ同じことに気付いたTwitterユーザーが「ネット工作か?」と指摘したところ、そのツイートが盛大に拡散したのだ。

確かに東京オリンピックのボランティアが、想定より集まっていないことは各種メディアでも目にする。現時点で上記のツイートが工作なのかどうかは不明だが、Twitterユーザーの中には工作と信じて疑わない人も多いようだ。

・Twitterユーザーたちが遊び始める

それはさておき、Twitterユーザーの逞しいところはここからである。上記の定型文(?)を自分流にアレンジし『意気込みとか書く場所祭り』を展開し始めたのだ。「オリンピックボランティア」の部分を変えるユーザーもいれば「スペック」の部分を変えるユーザーもおり、それぞれのセンスが光っている。

各ツイートの内容について詳細な記述は避けるが、気になる人は『意気込みとか書く場所』で検索するといいだろう。かなりのボリュームの情報量が出てくるから、大喜利のつもりで眺める分には楽しめるハズだ。

ここまで来ると元ネタが工作かどうかは関係ない。1つだけ言えることは「Twitterユーザー相手に工作を仕掛けるのは非常に難しい」ということである。

参照元:Twitter 「意気込みとか書く場所
執筆:P.K.サンジュン

▼「意気込みとか書く場所」でTwitter検索すると大量に出てくるぞ。