まさにお盆があけたばかりの今朝、2018年8月16日からTwitterでは新たな祭りが開催されてしまったようだ……。それは「凍結祭り」である!

朝から「フォロワー」と「凍結祭り」がトレンド入りしており、割と「またか」という声もちらほら。確かに定期的に開催されている印象もあるが、今回の凍結テーマはどのようなものだろう?

・凍結逃れ用アカウントを凍結

さっそくTwitter公式を見てみると、現地時間の2018年8月14日付けで以下のようなツイートが発信されていた。


This week, we are suspending accounts for attempting to evade an account suspension.
(今週、僕たちはアカウント凍結から逃れるためのアカウントを凍結しているよ)

These accounts were previously suspended for abusive behavior or evading a previous suspension, and are not allowed to continue using Twitter.
(過去に誰かを傷つけるような行動をして凍結されていたり、過去の凍結から逃れるために作られたアカウントが対象で、彼らがTwitterを使い続けることは許されないよ)


これを見る感じ、今後は一度凍結されたら実質永久BANされるようなものだろうか? まあ「誰かを傷つけるような行動」をする人ならむしろ大歓迎。凍結後に新しいアカウントで復活し続けるループが妨害されるのであれば、多くのユーザーにとってはメリットしかない。

・誤凍結されたとの声も

しかし、なかなかそう上手くはいかないのがTwitterの凍結祭り。今回も毎度おなじみの誤凍結があるのか、「何もしていない人が凍結されてる」という内容の投稿もちらほら。

運営側もそれは承知の上で「凍結祭り」を告知するツイートのすぐ下に、誤凍結されてしまった人のため以下のようなコメントとともに異議申し立てフォームを用意している。今後も「凍結逃れのための新アカウントの凍結」はどんどん続けていくようだ。


If you believe your account has been suspended in error, please let us know.
(もし間違って凍結されちゃった人は、僕たちに知らせてね)


しかし、このフォームは「テンプレ回答しかかえって来ない」や「コピペ回答」「機械的対応」などと以前から揶揄(やゆ)されているもの。もちろん「問い合わせたら解凍された」という声もゼロではないが、記者(江川)としては正直心もとない印象だ。

今後は割とガチでTwitter公式に解除してもらわない限り、再凍結の恐怖から逃れることはできなくなりそうな今回の凍結ポリシー……。今まで以上に、迅速かつ的確な問い合わせ対応が望まれてくるのではないかと思うが、その辺りの強化にも注目が集まりそうだ。

参照元:Twitter @TwitterSafety(英語)、Twitter異議申し立てフォーム
執筆:江川資具

▼一応告知はされていた様子。

▼同種のサービス「Mastodon」に移ろうという声から「マストドン」もトレンド入り