控えめに言っておかしい……おかしすぎる。なんとあのスシローがスイーツとドリンクのみを取り揃えた『スシローカフェ』を期間限定でオープンすると判明した。しかも日本有数のお洒落タウン “表参道” に……!
というか、本家スシローでさえ都心では池袋・五反田・上野あたりがせいぜいなのに、よりにもよっていきなり表参道で勝負するとか……シンジラレナーイ。果たしてスシローに勝機はあるのか? そもそもなぜ『スシローカフェ』をオープンするのか? これは確かめねばなるまい──。
・表参道で勝負
2018年7月20日より期間限定でオープンするというスシローカフェ。正式名は『スシローカフェ部 表参道スイーツテラス』で、その名の通りスシロー社内に昨年設置された “スシローカフェ部” が全面的に取り仕切るカフェである。
発表によると「スイーツとドリンクしか取り扱わない」というから、みんなが大好きなポテトはもちろんのこと寿司自体が一切ないということになる。確かにスシローのスイーツは美味しいが、マジで表参道で勝負できると思っているのか……? TOKYOなめんな。
・担当者に話を聞いた
とはいえ、ここまで店舗数を拡大し、2016年~2017年にかけては1億3000万人以上が足を運んだスシローが無謀な戦いをするとは思えない。そこでスシロー広報部にコンタクトを取り「なぜスシローカフェをオープンするのか?」単刀直入に聞いてみることにした。
──端的にお伺いしますが、スシローカフェをオープンした理由はなんなのでしょうか?
「はい、まず1つあるのは昨年新設されたスシローカフェ部のPRをしたいというのがございます。有名店監修スイーツやスシローカフェ部オリジナルスイーツなどの開発に取り組んでいますので、それを知っていただければと考えております」
──なるほど。ズバリ聞きますが、スシローのスイーツは表参道でも勝負できると? 確かに個人的には、スシローのカタナーラもプリンも大好きですが。
「まだ未確定の部分はありますが、今回のために定番商品をさらに進化させたスイーツや有名店監修スイーツ、さらにはご好評につきすぐに完売してしまったスイーツなどを投入する予定がございます」
──なるほど。確かに美味しいですからね、スシローのスイーツは。では値段はどうなるのでしょう? スシローはリーズナブルでナンボというところもあると思いますが。
「はい、スイーツとドリンクのセットでワンコインからお楽しみいただくメニューを準備しております。もちろん全ての商品ではありませんが、価格的にもスシローらしさを感じていただける商品を展開できればと考えております」
──ちなみになんですが、スシローカフェが大当たりした場合、期間限定ではなく本気のスシローカフェが全国にできる可能性があるのですか?
「それはあくまで今回の反応を見てからということになりますが、その可能性もゼロではないと思います」
──では最後の質問です。私はスシローのスイーツではカタナーラが最強だと思っているんですが、担当者さんのオススメスイーツは何でしょうか?
「北海道ミルクレープメルバです(即答)。カタナーラも大好きなんですが、個人的にはメルバがお気に入りです。もしまだお召し上がりになっていなかったら、ぜひご賞味いただけると幸いです」
──わかりました。どうなるかわかりませんが、スシローカフェ楽しみにしています!
以上である──。つまりスシロー的には「スシローカフェ部のPR」という目的があると同時に、これまでのノウハウを駆使すれば「表参道でも勝負できる……かも」というところなのだろう。黒歴史になってもイイ、個人的にはいきなり日本最高峰の地で勝負するスシローにエールを送りたい気分だ。
とはいえ「果たしてスシローのスイーツのためにわざわざ表参道まで足を運ぶのか?」「表参道で安いのが逆にどうなのか?」などの心配は尽きない。担当者オススメの「北海道ミルクレープメルバ」でも食べながら、7月20日を待つこととしよう。頑張れ……スシローカフェ部。
▼大行列もガラガラもありえる……と思う。