全国に広くあり、誰もがアプローチできるチェーン飲食店であることを前提に、夏季限定メニューのかき氷を食べ歩くこの企画

筆者自身かき氷が大好きで、いつも「どこに行けば食べられるんだろう」とウォッチしていたことが、そもそものきっかけだった。昨年も同じことをやり、スシローにも来店した。

しかしそのときは、イチかき氷ファンとして少々残念な結果だったのだ。どういうことかというと……


・昨年の夏祭りバージョンかき氷

昨年、『スシロー100円祭』で提供されたかき氷(税込264円)は、夏祭りにちなんだ紙コップに入っていた。

トッピングで飾られてはいたのだけれど、縦長の紙コップなので混ぜることができず、味も少々物足りなく、いつも専門店が裸足で逃げ出すレベルのスイーツを繰り出してくるスシローらしからぬシンプル構成。

「今日はどうしたの、あたしのこと嫌いになったの!?」とすがりつきたくなる素っ気なさだった。しかし以前、スシローではバラエティ豊かな「かき氷パフェ」を展開していたはずだ。そこで、今年のかき氷を確認しに行ってみた!


・「ソーダのかき氷パフェ」(店舗別価格:税込280円)

まずは「ソーダのかき氷パフェ」。グラスからこぼれそうにプルンプルン揺れている半透明ゼリーと、目にも涼やかなスカイブルーの氷。

氷の上にトッピングが山盛りに飾られ、まさに豪華な “パフェ仕立て” である。


アイスは2色が練り込まれたマーブル模様になっているのがわかる。単体で食べても爽やかで美味しく、ラムネ味やソーダ味が好きなら大好物なはず。

てっぺんにあるのはフローズンマンゴー。実は昨年のメニューにもフローズンマンゴーがのっていたのだけれど、カップが小さいので「マンゴーを食べなければ次の層に進めない」という強制状態だった。

しかし今年はパフェグラスなので、「先に食べても」「混ぜて食べても」「溶けるまで待って食べても」OKの応用力! 食べ方の幅を広げるトッピングとして機能している。

氷は水分少なめのサラサラ、シャクシャク。食感はシャーベットに近く、「かき氷」とはちょっと違うかもしれないが、軽くてとてもよい。

ゼリー、アイス、氷という食感の違いで、最後まで飽きずに新鮮に食べられるし、ひとつひとつが単独でも美味しい。合わされば何倍にも美味しくなるわけで、味のハーモニーとはこのことだ。創意工夫がめちゃくちゃ感じられる。


・「もものかき氷パフェ」(店舗別価格:税込280円)

もうひとつの「もものかき氷パフェ」にもシャーベットとホイップクリームがのっている。


そして桃のジュレが「これでもか」というほど、たっぷりかかっていた!

とろりと粘度の高いジュレであることで氷と混ざっても水っぽくならず、濃厚さを保っている。桃をかき氷にするなら、これが最適解では?

まさに桃を食べているようなフルーツ感。ホイップクリームがまろやかな甘さを加え、十分に味がするので「薄い」「足りない」といった感想とは無縁だ。

ひとつのグラスに「いろんな味」「いろんな食感」が詰まっているスシロー・パフェの面目躍如。

そして驚くべきことに、どちらも税込280円~~~!(店舗別価格で290円、310円の場合あり)

グラス自体が片手でひょいと持てる小ぶりサイズなので、「食後にちょっと食べる」という量ではあるものの、コスパも素晴らしい。

先日すき家の330円かき氷を「安い! 美味い!」と絶賛したが、甲乙つけがたいコスパだ。ワンコイン以下の低価格なのに、こんなに凝ったメニューが作れるんだなぁと感動してしまう。

昨年の感想を完全に撤回したい。こういうのが食べたかった! スシローカフェ部フォーエバー!!

期間は8月18日までで予定数量に達し次第、提供終了。残数量によって期間が延びたり縮んだり、公式サイトから店舗ごとの品切れ情報をチェックできたりするのは他メニューと同様だ。


参考リンク:スシロー
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.

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