「モヒカン刈り」とは、自発的にやる髪型だと思う。視覚インパクトが強く、自己主張の強い人でなければ、その頭髪の状態に耐えられないはず。好奇の目にさらされるのは間違いないからだ。当然、人から強要されるべきものではない。
ところが、奈良県のある消防署で強制的に部下をモヒカンにした上司が処分を受けたという。モヒカン好きの私(佐藤)としては、解せない! しかも上司が散髪を失敗してモヒカンになったというから、なお解せない!!
・失敗してモヒカン?
産経ニュースによると、奈良県の橿原(かしはら)消防署の前副署長は、2017年11~12月に部下5人を電動バリカンで散髪したという。そのうちの1人について、散髪に失敗した結果モヒカンになったというのだ。しかもこの前副署長は、「悪ふざけが過ぎた」と釈明しているそうだ。
モヒカンを舐めてんのか? 最高にカッコイイ髪型に対する愚弄だぞ。
・お前がモヒカンにしろ!
ちなみにこの部下は翌日に理髪店に行き、整髪したそうだ。そりゃそうだろ、望まない人をモヒカンにするなんて、パワハラ以外の何物でもない。自発的にやってこそカッコイイのに、人に強要するなんて。お前がモヒカンにしろ! と言いたい。いや、それはモヒカンに失礼だ。丸坊主にして詫びるべきと言いたいくらいである。
・懲戒免職処分
この前副署長はこのほかに無断で備品を自宅に持ち帰ったことなどを理由に、2018年6月11日付けで奈良県広域消防組合に懲戒免職処分を受けている。
指導的な意義を考えていたかもしれないが、冗談ではなく、立場を利用して人の髪型を弄ぶべきではないと思う。悪ふざけでは済まされないぞ。モヒカン舐めんな!