ロケットニュース編集部のある新宿2丁目から電車に揺られること90分。新宿駅から群馬県まで突き抜ける湘南新宿ラインに乗り、埼玉県の深谷市へやってきた。

埼玉県民の間では、「ネギを貪り食いたいとき(深谷市の名産品はネギだよ)以外は訪れることがない!」と揶揄されるこの街であるが、そんなへんぴな場所とは思えない立派な駅舎がここにはある!

それが小っさい東京駅こと深谷駅だ!

どうだろう? どこからどう見ても東京駅そのものではないだろうか? じつはCITY派のみなさんが普段見慣れている東京駅のレンガは、なにを隠そうここ深谷市で作られたレンガ。そういった縁もあり、駅改修の際にそっくり東京駅に作り変えてしまったのである。

本家東京駅は観光客やビジネスマンにも嬉しいお土産屋さんが並んだり、地下には美味そうだけどちょっぴり敷居が高いレストランが軒を連ねたりとあたり前だがモロ都会。では小っさい東京駅こと深谷駅の内部は一体どうなっているのだろうか?


・小っさい東京駅「深谷駅」の内部はこうなっていた!

いくら田舎とはいえさすがは小っさい東京駅。まずは鉄道駅にはお決まりのコンビニ「NewDays」を1店舗発見した。改札内には清潔に保たれたトイレもある。洗面台の横には手荷物を置くための棚まで用意されており、気合を入れてしっかりと爪の間まで洗うことができる。なんだったら両手でバシャバシャと洗顔だってできる。

あとはなんかあるかな……。おっと、構内図を見てみると1階と2階に1つずつギャラリーがあるみたいだ。東京駅のライトアップのように煌々と輝く深谷駅が見られるのだろうか。危ない、見逃すところだった……が!


「現在工事中のためギャラリーはご利用いただけません」


なるほどな。よし、ほかに何かないか駅員さんに聞いてみることにしよう。こういうときは人に聞くに限ると、先ほど訪れた深谷にほど近い鴻巣という街が教えてくれたのだ。


・ツバメさん子育て中

私「駅員さん、ここの駅ってコンビニと工事中のギャラリーしかないんですか?」

駅員さん「う~ん、見た目はこんなだけど駅ビルじゃないからねえ。そこにカラーコーンが置いてあるでしょう。上を見てごらん、ツバメが巣を作っているよ……

私「あ、本当だ! ツバメさんの巣がありますね。では向こうにもカラーコーンが置いてあるってことは2つあるってことなんですね~」

駅員さん「そう、2つあるんだよ。でもまだ作り途中みたいで小さいでしょう。大きくなるまで暖かい目で見守ってあげてください」

私「分かりました~


・回り続けるふっかちゃん

さあ、駅のなかには何もないことが分かったところでついに外へ繰り出してみることにしよう。深谷駅はなんといってもその外観が大きな特徴だ。駅舎を眺める用の撮影スポットがあったり、レンガでできたオブジェがあったりするんじゃないだろうか……と思い探してみると、

くるくるくるくる……。くるくるくるくる……。

駅の外では誰からの視線を浴びることもなく、深谷市のゆるキャラ「ふっかちゃん」がただひたすらにくるくるしていた!

Report : 國友公司
Photo : Rocketnews24.

▼ホームから見える駅舎もイカしてる

▼駅名表記もイカしてる

▼どこからどう見ても東京駅

▼ツバメさんが一生懸命巣を作っていた