つい洗濯物を干すだけの場所と化してしまいがちなベランダ。だが、外の空間を有効に使わねば もったいないとばかりに、自称 “バルコニスト” の筆者はベランダにハンモックを吊るしたりハーブを育てたりして楽しんでいる。
そんななか、筆者は自宅を3週間近く留守にすることに。となると……問題は自宅の植物の水分供給だ。期間が長いだけに、どうしたらいいものか……。悩んだ結果、自動的に水分補給できる「水やり楽だぞぅ」という商品を使ってみることにした。さて3週間もの間、ベランダで育てている野菜は「水やり楽だぞぅ」から供給される水分でサバイバルできるのだろうか!?
・「水やり楽だぞぅ」ってどんな商品!?
筆者は、なんとも商品の意図が分かりやすい名前をつけられた「水やり楽だぞぅ」を楽天で購入した。この商品は、長さ約60センチ×直径約1センチの太さがある紐状の綿。その綿の片方を水の入ったバケツなどに突っ込み、もう片方を植木鉢に差し込む仕組みとなっている。
そうすると毛細管現象により、水が植木鉢へ少しずつ移動して植物に水を供給できるという訳だ。ちなみに筆者が注文したのは、4本入りのタイプで税込730円。植木鉢8個に水をやりたかったので2袋購入した。
・3週間もサバイバルできるのか……!?
商品のレビューを読むと、家を1週間留守にしていた人が「水やり楽だぞぅ」を使用したところ、帰宅したら水がほとんどなくなるも植物はピンピンしていたと書いていた。
効果はありそうだが、筆者が留守にするのは3週間……。かなり期間が長いため結果を期待せず、大きめのプランターとバケツに水をタップリ入れ、雨が降った時に植物に雨が当たるようベランダの端っこに植木鉢をセットした。
果たして「水やり楽だぞぅ」から供給される水で、筆者のカワイイ野菜たちは3週間サバイバルできるのだろうか!?
・期待した以上の結果になった!
3週間は海外にいたのだが天気予報アプリを毎日開いて、筆者が住んでいる大阪に雨が降っているかどうかマメにチェックしていた。時々、「野菜たちは元気にしているかな~」と気になりながら帰国。家に到着した時、一番に野菜たちの生存を確認した。
さて、その運命はいかに……!? 「きっと、ほとんど全滅しているんだろうな……」と思いながら、恐る恐るベランダのドアを開けて見ると……な、なんと! 意外にも野菜たちが元気にしている姿が目に飛び込んで来てビックリしてしまった。
・ほとんどの野菜が元気でいてくれたぞ!
まず、ピンピンしていたのがレタス&トマト&ししとう で、トマトに至っては小さな実までつけていて思わず大喜び! そして、なぜか2株ある大葉の1つは枯れてしまっていたのに、片方は豊かに葉をたくわえていたから不思議である。
ピーマンとなすびがかなり萎(しお)れてしまっていたのは、少しバケツが小さかったからかもしれない。だが、帰宅後にタップリ水を与えて葉に水をスプレーしてやると、なすびは元気を取り戻してくれた。
水を入れていたバケツと大きめのプランターはカラカラになっていたが、留守の間に雨がよく降っていたのも効果があったのではないかと思われる。結果的に、筆者は「水やり楽だぞぅ」の活躍に大満足! この価格で可愛がっている観葉植物などに水を供給できるなら、まさに “買い” の商品ではないかと思う。
参考リンク:楽天「水やり楽だぞぅ」
Report:Nekolas
Photo:Rocketnews24.
▼大葉の1つは枯れていたのに、片方はピンピンしていたのが不思議……