たとえプロだとしても野球に絶対はない。ミスは起きるし、とんでもないようなミラクルだってある。例えば2018年5月10日に行われたオリックス・バファローズ vs 北海道日本ハムファイターズの結末もそうだ。

まさかのサヨナラ劇は1−1の同点のまま両者譲らず迎えた延長12回裏、2アウト満塁でオリックスが攻撃中のことだった。あとアウト1つ……そんな場面で起きた珍プレーは必見だ!

・まさかのサヨナラ劇

話題のプレーは、パ・リーグTVが公開している動画「【12回裏】まさかの結末… バファローズは今季2度目のサヨナラ勝ち!! 」で確認できる。日ハムの状況は絶体絶命。対するオリックスは、どんな形でも三塁走者がホームを踏めば大きな1勝を手にできる。

1秒たりとも目が離せない状況に観客も視線を送る中、選手たちはまさかのサヨナラ劇を演出してしまう。一体、どのような内容だったのかというと……

・一連の流れ

日ハム・浦野投手が低めに変化球 → 日ハム・鶴岡選手がボールを逸らす → 三塁ランナーはホームに突っ込もうとして自重 → 鶴岡選手がホームに送球 → ボールが打者に当たる → その間に三塁ランナーがスタート → クロスプレーでボールが逸れる → オリックスサヨナラ

……といった流れである。一度は最悪のシナリオを脱したかと思われた日ハムだが、思わぬアクシデントもあって決勝点を奪われてしまった。何とも言えないような幕切れに日ハムベンチはぼう然。こんなことってあるの……といったような表情を隠せていない。

・ネットの声

「草野球かな?」
「ピタゴラスイッチみたい」
「オリックスのサヨナラの仕方が面白すぎて」
「日ハムのサヨナラ負け少年野球みたい笑」
「オリックスのサヨナラは芸術点が過去最高レベルでしたね」
「オリックスのサヨナラの映像見たけど、あれは年末の珍プレー大賞濃厚だ」

ネットでは「芸術点の高いサヨナラ劇」として人気になっており、今の時期から「珍プレー大賞」の候補に挙げる人もいた。今日は今日、明日は明日……選手たちはそんな気持ちだろうが、やはり野球は何が起きるか分からないスポーツだ。

参照元:パ・リーグTV
執筆:原田たかし