突然だが、ペットロボット「ファービー」をご存知だろうか? 「ファービー」とは、1998年に米国で登場してから、これまで日本で約320万個、全世界で約4000万個以上も販売されている人気のコミュニケーション・トイだ。
現在、そんなファービーを44体も組み込んだ “オルガン” が注目を浴びている。今回はその驚異の楽器『ファービーオルガン(THE FURBY ORGAN)』の全貌を収めた動画をご紹介したい。
・英国で活動するミュージシャンが製作
『ファービーオルガン』を製作したのは、英国ロンドンを拠点に活動しているミュージシャンのサム・バトルさんだ。動画は彼の公式YouTubeチャンネル「LOOK MUM NO COMPUTER」で見ることができる。
動画の冒頭からファービーオルガンについて力説するバトルさん。話によると、何年もかけてファービーを使った楽器を構想。ネットオークション・Ebayやリサイクルショップなどでファービーを買い集め、自身でハンダ付けなどを行って完成に至ったのだという。
・多機能な「ファービーオルガン」
製作秘話を語ったあと、黒いベールの中から現れるのは、鍵盤の上に整然と並んだ44体のファービー! ファービーをこれでもかというほど前面に押し出したデザイン……これぞまさに『ファービーオルガン』だ。
楽器に設置されているファービーは、話すことや歌うことができ、鍵盤と連動してメロディを奏でることも可能だという。続いてバトルさんが「Collective Awakeing Switch(集団覚醒スイッチ)」と名付けられたスイッチをONにすると……こ、これは!
44体のファービーがザワザワとおしゃべりし始めたぞ!! 解説によると『ファービーオルガン』には、フレーズを繰り返しや演奏をストップさせるスイッチなども装備されているらしい。多機能なところが完成度の高さを物語っている。
・まるでパイプオルガンのようなサウンド
その後、2:36あたりでいよいよ演奏がスタート! まるでパイプオルガンのようなサウンドがそれぞれのファービーから聞こえてくる。また、音の鳴っていないファービーがしゃべり続けているところが印象的だ。
見た目もサウンドも、とにかくインパクト大の『ファービーオルガン』。持ち運びに苦労するかもしれないが、この楽器を持ってライブツアーをすれば、さらに注目を浴びることだろう。
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