福袋に「福」を求めるのは間違いだ。何が入っているかわからないからこそ、買う意義があると私(佐藤)は思う。得をしようと思ったら、買うべきではない。「損するかもしれない!?」そのスリルを味わってこそ、福袋じゃないのか?
さて、今年も東京・秋葉原のジャンクショップに福袋を買いに行ってみたぞ。だが……いつものお店に行ってみると、何だか様子がおかしい! 数は少ないし、袋が軽い! これはひょっとして改心して、まともな福袋を販売するようになったのか!?
・2016年と2017年
振り返ると、私(佐藤)は2016年に初めてジャンクショップの福袋を購入した。その年は、3000円と2000円の福袋を購入。2つ合わせて10キロにもなる大量のゴミを手で持ち帰る羽目になったのだ。
続く2017年は6000円と3000円の福袋を購入。2016年の反省から台車を手配して、大量のゴミを持ち帰ったのである。
・今年は軽い!?
そして迎えた2018年。今年はどんなゴミ、いや福袋を販売しているのだろうか? 1月2日にいつもの場所に行ってみると……なんだか様子が違う。例年よりも品数が少ないように見える。実際に福袋を手にとってみたら……
軽い! ここ数年で一番軽いかも。ひょっとして、福袋の方針を変更したのだろうか? とにかく、3000円と7000円の2種を購入。本稿では3000円の福袋の中身についてお伝えしよう。
・3000円福袋
今年、店頭では「デジカメその他ジャンク品」と書かれたものが3000円で販売していた。こう書いてあるということは、最低でもデジカメが入っているということだろう。製品状態はさておき……。
気になるのは袋の重さだ。これまではクソ重かった。アキバから事務所まで持ち帰る頃には、腕がパンパンになったのだが、今年は全然重くない。念のため台車を持ってきたものの、意味がなかった。それくらい軽い。さっそく中を覗いてみると……。
あれ?
中が見えない。いきなり箱が入っているのか? と思ったら……。
厚紙で目張りしてあった。隠す必要あるのか?
小賢しい細工を外して中身を出してみると、かなり品数は少ない。どうした? ジャンクショップ。ゴミをいっぱいに詰めてくれないと、張り合いがないだろ。
とはいえ、中身はほどほどのゴミだ。
iPhone5cのハードケース2つに、ガラケー用の電源コネクター2種。それに電源の入らないデジカメ。
「デジカメその他ジャンク品」の福袋ではなく、「ジャンク品デジカメその他」と表記すべきな気がする。だがそれより何より、もっとも驚いたのはDVDプレイヤーだ。
・DVDプレイヤーは使える!
新品ではないが使える! 電源も入る上にトレイの開閉もできる!! リモコンは入っていなかったけど、使える時点でゴミではない。なんてことだ。ジャンクショップの福袋にまともに使えるモノが入っていた! これは一大事!!
ただ、何だか期待を裏切られた気にもなる。使えるのはうれしいんだけど、どうしてだろうか……。もっとゴミが入っていることに期待してしまう自分がいる。
という訳で、今年のジャンクショップ福袋は意外とまともだった。まさか、7000円福袋もこの調子でまともなのだろうか……。