アニメ好きにとっての聖地・秋葉原の同人ショップ『とらのあな』。私(中澤)は、1人のアニメ好きとして、この店の福袋が気になった。そこで、事前に問い合わせてみたところ、返ってきた答えは「福袋をやる予定はありません」。

だがしかし、1月1日早朝に秋葉原の『とらのあな』の前を通りかかったところ、開店1時間前にもかかわらず長蛇の列になっているではないか。急遽福袋をやることになったのか? だとしたら普通に買いたい! というわけで、列に並んでみることにした。

・全ての状況が福袋の存在を物語っている

列ができているのは『とらのあな』の中でも男性向け同人誌を扱っている秋葉原A店。そもそも、A店は普段10時の開店時間が1月1日だけ8時からと早くなっている。ひょっとして、予告なしで福袋を販売するのが恒例となっているのかもしれない

私が並び始めてからもどんどん人は増えていき、開店する頃には行列は100人ほどになっていた。繰り返すが、元旦の早朝8時前である。これはちょっと尋常ではない。全ての状況がレア福袋の存在を物語っている気がする。そして、ついに開店の時がやって来た。

・『とらのあな』の福袋

列整理の店員さんの指示に従って店の中に入る。それにしても、『とらのあな』の福袋って何が入ってるんだろう? 同人誌はきっと入ってるだろうな。あと、フィギュアとか同人ゲーム入ってたら良いなあ! だがしかし……



ない……

ない

なーーーーーーーーーーい!!!!!!

地下1階から、7階までくまなく見て回ったが、福袋が影も形も見当たらない! マジかよ!! じゃあなんで行列なんてできてたんだ!? 何度でも言うけど今日元旦だよ? その時気づいた。なぜ、行列ができていたのか。なぜ、みんな初詣のように成年向けの階を目指すのか

そう、1月1日と言えば、コミケの翌日。つまり、現在ここ『とらのあな』A店には、『コミックマーケット93』で発表された新刊が続々と入荷している。元旦早朝の行列は、そんな新刊の同人誌を一刻も早く手に入れたい人たちだったのだ。

そう言えば、並んでいる時、店員さんが「『たわわ』はまだ入荷しておりません!」など、やたら新刊のアナウンスをしていたっけ。この新刊入荷バブルがあるから、『とらのあな』は福袋を売る必要がないのかもしれない。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.