1934年、たった5か月間のみ販売された『チャンプチャイム』という英国のチョコレートをご存知だろうか? 物凄い人気を集めていたのに、なぜか突如として人々の前から姿を消したのだとか……。

そんな幻とも言えるチョコレートの展示会が、2026年5月15日まで銀座で開催されているらしい。驚くことに、チャンプチャイムの資料が公開されるのは世界初とのこと。超貴重な機会なので足を運んでみることにした。

・フィクションのチョコレート

ここで「チャンプチャイムって何だ?」と思った方には申し訳ない。チャンプチャイムは実在するチョコレートではない。突如として消えた「チョコレート」の謎を探る──という設定のもとに作られた展示企画の話である。

なんだよ、フィクションかよ……と侮ってはいけない。フィクションとはいえ作り込みが半端ではなく、リアリティーのある濃密な体験ができると評判になっているのだ。

実際は “お店” という体裁をとった疑似展示企画で、制作が映画レーベル『NOTHING NEW』。「GinzaNovo」の3F特設会場にて行われており、入場料は平日2100円、土日祝2400円となっている。

実際に体験してきたので以下で紹介したいのだが……企画の性質上、すべてを詳しく語ることはできない。ところどころボカした表現になるが、その “違和感” も含めて楽しんでほしい


さて、入り口に着くとマスコットキャラクターの「チャンプくん」が催しの概要を説明してくれる。アニメーションが豊かなので見ているだけでワクワクが止まらない。


入場ゲートもテーマパークみたいで楽しい。では、内部へと足を運んでみよう。


・異常なまでに巨大なカカオ

会場内には、チャンプチャイムの広告ポスターやノベルティなどの貴重な資料が展示されている。

それと、陽気に鳴り響くテーマソングが中毒性抜群でヤバい。


「チャンプチャイムチョコレートに関する、資料の保全と研究を行ってきた団体による初の試み。」という、設定らしい。


さっそく、わずか5か月でこの世から姿を消したとされる『チャンプチャイムチョコレート』を発見。

異常なまでの人気具合に、中毒物質の混入疑惑があとを絶たなかったみたいだ(笑)。


場内の資料によると、長さ約70センチ・直径約50センチもある「異常なデカさのカカオ」を使ってチョコレートを製造していたのだとか。


工場の場所やレシピは、当時からトップシークレットだったようだが……


カカオの栽培風景らしきスケッチは残されていたとのこと。

この、異常なまでに巨大なカカオは……メロウアイランドという島でのみ栽培が可能だったらしい。その島は、日本とよく似た気候だったのだとか。


あと、雇用記録も発見。栽培要員はなぜか身寄りのない者を優先的に雇っていたみたいだ。

作り込みがとにかくヤバいので、博物館で歴史を学んでいるみたいな感覚になれて最高だった。何より、ちょっと怪しげな点を考察して真相を探っていくのが面白かった。



・衝撃の展開

そんな会場を散策していたら、何やら店員さんと話し込んでいるお客さんを発見した。

何気なく眺めていたら、そのまま奥の部屋へと消えてしまったではないか。


本当はあまり良くないことなのだが……どうしても気になってしまったので、戻ってきたお客さんに何があったのかを聞いてみた。

「アンケート。僕はもう仲間なので……」


と、どことなく憔悴したような様子でチグハグな返答。


あッ!


そういえば、入り口で簡単な「アンケート用紙」を渡されていたことを思い出した。


さっそく記入して、私もあの店員さんに見せてみよう。ワクワク!


……


……


ここからは、ちょっと衝撃の連続。


……


……


内部で目にする、とある状況から

これがフィクションなのか、現実なのかが分からなくなってしまった。

……


……


危険なほどドキドキが止まらない。


……


……


こればかりは実際に体験してほしい。


……


……


きっと『仲間』になってしまうはずだ。



・驚愕の5000万円!

そんな展示会場内は、資料だけではなくオリジナルグッズも超充実!


ノベルティの復刻販売をはじめ、チャンプチャイムチョコレートに関わる様々な商品が用意されている。

てか、今回の企画のために0から作成したと考えるとマジで凄まじいな。


チョコを模した石鹸(税込1200円)は香りも見た目もリアルで超カワイイ。


当時の様子が書き記されたチャンプチャイムの資料ファイル(税込1800円)なんかも販売されていた。


中でも、パッケージを忠実に再現したボックス(税込180円)は個人的に要注目なアイテムだと感じた。めちゃくちゃ可愛い。


さらに!


例の巨大カカオの苗も発見。値段は……驚愕の5000万円! 本当に購入可能なのだとか。


・ナントナント!

税込1500円で実際に食べられるチョコレートを受注販売するとの情報も。会期終了後順次配送が行われるようだ。いよいよ、フィクションなのか現実なのかが分からなくなる(笑)。

そんな『チャンプチャイムチョコレート』は、5月15日まで銀座で開催されている。普段経験できないような刺激的な体験をお求めの方はぜひとも足を運んでみてほしい。

あと、会場内は『現金払い不可』となっているのでご注意を。

参考リンク:チャンプチャイムチョコレート
執筆:イナバタクヤ
Photo:RocketNews24

▼パッケージを再現したボックス(税込180円)の中には、メッセージが入っていた。

▼裏には栄養成分も記載されている……が、何やら不穏な文章も書かれているような?