もうすぐクリスマスがやって来る。家族や友達とプレゼント交換をする人は多いと思うが、高価な品よりも心がこもった物の方が喜ばれることもある

そのような体験をした女性のエピソードが感動的だとネットで話題になっているので紹介したい。あの『ハリー・ポッター』の原作者J・K・ローリングも心を打たれたようだぞ!

・ある女性が明かした「今までで最高のプレゼント」とは!?

値段にしたら1.5ポンド(約220円)ぐらいだけれど、決して忘れることが出来ない心がこもったプレゼントを貰ったというのは、英ノーフォークに住むヘイレイ・ウェブスターさんだ。彼女は、Twitterに9歳の時に経験した出来事を投稿している。

当時、彼女の両親は別居しており、彼女は幼い妹の気を家庭環境から逸らすのに必死だったそうだ。就寝時に妹におとぎ話を聞かせたり、弁当を可愛くデコレーションしたりするのに忙しく、あまり自分のことに構う暇がなかったのだという。

・そのことに気づいた唯一の人

そんななか、妹に対する彼女の心配りに気づいてくれていたのは父親の恋人だけだったのだとか。彼女から「特別なクリスマスになるように、本当に妹に尽くしてあげているね」と褒め言葉を掛けられ、ヘイレイさんは最高に嬉しかったことを覚えているという。

・クリスマスの朝に目を覚ますと……

そして迎えたクリスマス……。彼女が目を覚ますと部屋に封筒が置いてあり、中にはアニメ映画『スノーマン』の主題歌『ウォーキング・イン・ジ・エア』の音楽が鳴るメッセージカードが入っていたそうだ。なお、幼かった彼女が唯一夢中になっていたのが、その曲をピアノで練習することだったらしい。

当時は、ネットで音楽ビデオを見たり簡単に曲をダウンロードしたり出来ない時代だ。父親の恋人は、そのカードで曲を聴きながらヘイレイさんがピアノを練習できると思ったのだろう。

・クリスマスになると思い出す

確かに高価なプレゼントではない。しかしヘイレイさんにとっては特別な意味のある物で、本当に感動したのだそう。そして毎年クリスマスになるとこのカードのことを思い出すようだ。辛い時期だったからこそ、余計に心の込もった気遣いが嬉しかったのではないだろうか。

そんな彼女の体験談にJ・K・ローリングも心を打たれたらしく、「美しい話だわ」とコメントを寄せている。

・心のこもったプレゼントは特別!

ちなみに筆者も似たような経験がある。色々な出来事が重なってメチャクチャ落ち込んでいた時に、妹が筆者の長所を書き綴った手紙をくれたことがあるのだ。「こんなに良い所がいっぱいあるんだから自信を持って!」と締めくくられた手紙は、まさに “プライスレス” という言葉がピッタリな贈り物だった。

特別な人に素敵なプレゼントをあげたいけど懐が寂しい……という人は、お金をかけなくても心を込めれば、きっとスペシャルな贈り物になるのではないだろうか。

参照元:Twitter @bookshaped@jk_rowling
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.

▼こちらがそのツイート

▼あのJ・K・ローリングも感動!