2017年12月4日夜から米ロサンゼルスで発生した山火事は、一時20万人以上が避難する事態となって大きな被害を出した。いまだ完全に鎮火しておらず、改めて自然の恐ろしさを実感せずにはいられない。

そして現在、山火事を至近距離から撮影した動画が、「世界の終りか!?」ってくらいヤヴァい……と話題になっている。まるで、地獄の業火のごとく暗闇の中で燃える山々を見ていると、確かにハルマゲドンがやって来たように思えてしまう。

・ロサンゼルスの山火事が世界の終焉みたい……

世界の終焉が訪れたかのような動画を撮影したのは、火事が発生したベンチュラ郡に住むTwitterユーザー「WLV_investor」さんだ。ここでは、投稿者をユーザー名にちなんでインベスターさんと呼ぶことにしよう。

火事を映した動画には、「いつもの朝の通勤じゃない……」とのコメントが添えられていて、暗闇の中を燃え広がる激しい炎が山全体に広がっているのを確認できる。この中を運転しながら進むのは、かなりの恐怖だったのではないだろうか。

・ロサンゼルス中心部近くまで業火が接近!

ちなみに、筆者は昔ロサンゼルスに住んでいたことがあるのだが、動画に映っているフリーウェイの標識を見る限り、インベスターさんはフリーウェイ101を南に下っているところではないかと思われる。

そして標識には、美術館のゲッティセンターまで0.5マイル(約800メートル)との表示。つまり、ロサンゼルスの中心部に近いところまで業火が及んでいることが伺える。

・「映画に登場するシーンみたい」との声も

12日現在、この動画は現時点で40万件近くリツイートされ、ネットユーザーからは、「中つ国みたいだ」という声が多くみられた。中つ国とは、映画『ロード・オブ・ザ・リング』に登場する地中の火が噴出する “滅びの山” がある国で、インベスターさんが撮影した山とソックリなのである。

また、「これが実際に起きている山火事だなんて恐ろしすぎる……」といったコメントもあり、激しく燃え広がる大火事を世界の終焉と重ね合わせてしまった人は少なくなかったようだ。

火事の現場から遠くない場所に住んでいる筆者の友人は、「火の手が自宅に迫るのではないかと本当に怖かった……」と言っていた。日本も冬場は乾燥して火事が起こりやすい。火の元には注意したいものである。

参照元:Twitter @WLV_investorNHK NEWS WEB
執筆:Nekolas

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