朝の布団の中が天国すぎて、起きるのが辛くなってきた今日この頃。それもそのはず、もう12月だ。完全に冬である。頬をなでる風も冷たく、そろそろ息が白く色づきはじめるかもしれない。

こんな寒い日は温かいそばに限る。というわけで、立ち食いそば屋の名店・浜松町の『満る賀』に行ったところ、衝撃的な話を聞いてしまった。え? 閉店するってマジ!? こんなにサラリーマンでいっぱいなのになんで……?

・老舗の味を安く食べられる立ち食い店

昼の開店と同時に客が押し寄せる『満る賀』。私(中澤)が行った時も、開店から10分ほどで店内は満員だった。元々は、老舗のそば屋「満留賀」ののれん分けであるというこの店。立ち食いそば屋に転向して、20年以上浜松町のサラリーマンたちの胃袋を支えている。

・上品な味

そのそばの味は、スッキリ上品だ。濃厚な甘辛さとコクがあるつゆに、のど越し爽やかな細めの麺がマッチしており、思わず飲むようにズズズとかき込んでしまうレベル

ちなみに、私(中澤)は「天玉そば(450円)」を注文したのだが、かき揚げはつゆに浸かるとふわっとほどけるような軽い仕上がり。十分につゆの味が染みた麺と食べてみると……こりゃあ参ったね! 三位一体の味に頬っぺたが落ちそうだ。ウメェェェエエエ!!

・閉店理由

そんな味も客入りも上々の名店が、2017年12月で閉店するという。え……なんで……? 以前の記事でも触れたが、立ち食いそば屋の名店がなくなるのはマジで悲しい。そこで、事情を教えてくれた女性店員さん(女将さん?)に閉店理由を聞いたところ……

「オリンピックの地域開発でこのビルがなくなるんですよね」

──とのことだった。マジかよ……仕方がないことだけど、浜松町駅北口側に勤めるサラリーマンの中に泣く人いるんじゃね

なお、最終営業日は12月29日で、この日はおそらく15時までの営業とのこと。特に復活の予定もないとのことなので、お世話になった人たちは最後にもう一度『満る賀』の味を食べてみてもいいのではないだろうか。

・今回紹介した店舗の情報

店名 スタンドそば 満る賀
住所 東京都港区海岸1-4-12
営業時間 平日11:40~15:00、17:00~20:00
定休日 土、日、祝日

Report:立ちそば評論家・中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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