好き嫌いが極端に分かれる食べ物、その代表は「納豆」ではないだろうか。「毎日朝食で食べないと気が済まない!」というほど好きな人もいるだろうし、一方で「匂いさえも受け付けない!」というほど嫌いな人もいるだろう。

当編集部のサンジュンは後者。「匂いを嗅ぐのも見るのもイヤッ!」そう絶叫するくらいの筋金入りの納豆嫌いである。そんな彼に、最近発売された『ペヤングカレーやきそば プラス納豆』の匂いを嗅がせたらどうなるのか? 確かめたところ、意外な結果に!?

・納豆プラスは2度目

この商品は、2017年11月27日に発売されたものだ。カレーやきそばはわかる。でも、そこになぜ納豆を加えるのか? 納豆好きの私(佐藤)からしてもナゾだ。きっと猛烈な匂いがするに違いない。以前発売した「ソースやきそば納豆プラス」の強烈な匂いが思い出される。

・かやくはじゃがいもとにんじん

さて、商品のフタを開けると、麺のほかかやくとソース、そしてドライ納豆が入っている。かやくはいつもの乾燥キャベツと思ったら……。

ダイス状のじゃがいもとスライスしたにんじん。どうしても納豆に気が行ってしまうが、これはあくまでもカレーやきそばなのだ。

・なかなかのカレー臭

熱湯を入れて3分待つ。そして湯切りをして、ソースを麺にかける。

カレーソースは思っていた以上に濃厚。そして匂いが強い。混ぜれば混ぜるほど、温まってさらに強い匂いを放つ。ここはカレー屋か? と錯覚するほどだ。


・納豆投入!

そしていよいよ本題の納豆! 乾燥状態の納豆は、そのままだとほとんど匂いがしないのだが、こちらも混ぜると次第に潤いを取り戻して、アノ主張の強い匂いをジワリと放ってくる。

おお! これこれ、これぞ納豆だ。好きな人にはたまらない。この匂いを嗅いだだけでご飯を食べたくなるに違いにない。実にウマそうな香りである。

だが! 納豆嫌いはまったく異なる反応を示した。


サンジュン「やきそばに納豆なんておかしいでしょ!?」

とりあえず匂いだけでも嗅いでみるように促すと、恐る恐る顔を近づけて……。

サンジュン「どうせアノ匂いがすんでしょ!」


ところがーーッ!

サンジュン「アレ? クサくない?」


という訳でこのやきそば、納豆臭がほとんどしない。カレーソースの匂いの方がはるかに強く、納豆独特の香りが抑えられているのである。さすがの納豆嫌いでも、匂いはまったく気にならないそうである。

・納豆はオマケ

食べてみると、風味もカレーの方が勝っている。やや粘りを感じるものの、納豆はオマケ程度の味に過ぎない。もしかして、納豆はなくても良かったんじゃないか? とさえ思えるほどだ。これは納豆好きにというよりも、カレー好きに食べて欲しい。

そしていつか、製造元のまるか食品には『納豆MAXやきそば』を販売して欲しいと願う。

参考リンク:まるか食品『ペヤングカレーやきそば プラス納豆
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24