各地で紅葉の見ごろも過ぎ、冬がすぐそこに迫っている。というか、もう十分寒いよな。もう少し秋を感じていたかったのに、ナンテコッタイ。そんな風に思っているのは記者だけではないだろう。しかし、諦めるにはまだ早いぞ!
サバやサケを酢飯に乗せ柿の葉でくるんだ「柿の葉寿司」があれば、まだまだ秋を感じることができる。緑色の葉を使ったものがスタンダードだが、奈良のあるお店ではなんと紅葉シーズン限定で赤や黄色の葉で包まれた寿司を味わえる。見た目はまるで絵画のような美しさ。食べるのがもったいなくなるほどの奇麗さだぞ。
・午前中に突撃すべし
紅葉柿の葉すしを購入できるのは、奈良県の明日香村のすぐ近くにある「柿の葉すし山の辺」というお店。飛鳥資料館の東側にあり、柿の葉寿司だけを販売している専門店だ。寿司の米には明日香村の契約農家から仕入れるヒノヒカリを使用するなど、柿の葉寿司に対する強いこだわりを感じる。
記者が足を運んだのは午前中だったが、店の前には列ができており、県外からのお客さんも多い雰囲気だった。しかも、ちょうど記者が買ったもので完売。めっちゃ人気じゃないか……! 買いに行く際は、オープンしてすぐの時間帯がオススメだ。
・食べるのが惜しいほどの美しさ
そんなこんなで、なんとか購入することができた紅葉柿の葉すし。種類はサバとサケの2種類で、10個単位で購入することができる。価格はサバのみであれば、10個1300円。サケのみであれば1600円。サバとサケのミックスは1450円だ。ちなみに紅葉柿の葉すしの購入は、ひと家族40個までという決まり。
記者はせっかくなので、ミックスを購入した。ワクワクしながら開けてみると……めっちゃ奇麗ですやん。赤、黄、緑の葉で包まれた寿司がキッチリとお行儀よく並んでいて、まるで絵画を見ているようだ。こんなにも美しい柿の葉寿司は見たことがないぞ。食べるのがもったいなくなるほどで、しばらくじーっと眺めてしまった。
・購入はお早めに
外身だけでなく、もちろん中身も充実。もちもちした酢飯と魚の風味、塩気がバッチリ調和していた。見た目と合わせて、口の中で秋がはじける。紅葉のシーズンだけしか食べられないというのも特別な感じがしてイイ。
食べるタイミングは人それぞれだが、個人的には賞味期限ギリギリまで置いてから食べるのが好き。味と魚の脂がしっかり酢飯に染み込んで良い感じになるので、やったことがない人はぜひ試してみて欲しい。
見てよし、食べてよしな紅葉柿の葉すし。店員さんによると、2017年は11月26日あたりまで販売予定らしいが、正確なことはわからないとのこと。買いに行く場合は、事前に商品があるかどうか確認したほうが良いだろう。今の時期だけ楽しむことができる秋の味覚、手土産にも喜ばれそうだ。
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 柿の葉すし 山の辺
住所 奈良県桜井市山田676−2
時間 10:00〜17:00
定休日 火曜日、第2・第3水曜日
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
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▼秋限定の紅葉柿の葉すし
▼なにこの美しさ! 信号みたい……
▼開けても奇麗
▼食べた後も奇麗
▼お値段は種類によって異なります
▼ひと家族40個まで
▼買うたびに紅葉の色合いが違ってワクワク
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