声優の鶴ひろみさんが、2017年11月16日に亡くなった。首都高速中央環状線の中央分離帯に接触して停止した車内から、意識不明の状態だった鶴さんが発見されたそうだ。なお、彼女の死因が大動脈剝離(はくり)であることを、所属事務所は発表している。
鶴さんの突然の死に、声優陣だけでなく日本中で悲しみの声が上がっているが、実は日本国内だけではないようだ。海外のアニメファンにもこの訃報が届き、彼女を失った悲痛の声がネットに書き込まれている。
・ハッシュタグで広まる
高い人気を誇る漫画・アニメ『ドラゴンボール』で、鶴さんはブルマ役を演じていた。おそらく熱烈なファンでなくても、この作品を見て育った世代の人は、頭のなかで容易にブルマの声を再現できると思う。愛らしく、ちょっとおっちょこちょいなキャラと、鶴さんの声がピッタリとフィットしていた。
そして海外でも、彼女の声を聞いて育った人たちは数えきれないほどいる。鶴さんの訃報を知った世界の人たちは、ハッシュタグ「#HiromiTsuru」「#Bulma」を使って、哀悼の言葉を述べているので、一部を以下でご紹介しよう。
・海外の反応
「Thank you Hiromi Tsuru for the wonderful work and bringing the most iconic character in Dragonball Series , Bulma(素晴らしい仕事と、ドラゴンボールでもっとも象徴的なキャラ「ブルマ」を演じてくれてありがとう)」
「Thank you for giving everyone joy(多くの人に喜びを与えてくれてありがとう)」
「Hiromi Tsuru thank you for everything(すべてに感謝を)」
「Hay que reunir las esferas del dragón para HiromiTsuru !! (彼女のためにドラゴンボールを集めないと)」
「Adiós Hiromi Tsuru. Adiós, Bulma(さようなら鶴ひろみ、さようならブルマ)」
「Une grande voix de mon enfance(私の子どもの頃の、偉大なる声)」
「you will never be forgotten(あなたのことは決して忘れられることはないでしょう)」
「Hiromi has been with us for over 30 years, and she will continue to live on in our hearts.(ひろみは30年以上、私たちと共にいた。彼女は心のなかで生き続けるでしょう)」
「Sayonara」
……など。コメントともに、自筆と思われるイラストを投稿している人も少なくない。海外からの声を見ると、あらためて鶴さんの功績の大きさがわかる。合掌。
参照元:Twitter #HiromiTsuru、#Bulma、朝日新聞
執筆:佐藤英典
イラスト:Rocketnews24