みなさんご存じの通り、昨日10月31日はハロウィンだった。もはや完全に現代日本に根付いたイベントとなった感があるが、やはりまだまだこの国で騒がれることに抵抗がある人は多いのではないか。私(あひるねこ)もその1人である。

だが、否定ばかりしていては始まらない。おそらく当日は全国でもっとも盛り上がるであろう東京・渋谷は、一体どのような状況なのか? それをこの目で見定めるべく現地を訪れたところ、そこには私の想像を絶する光景が広がっていたのである!

・ハロウィン当日の渋谷

そんなことを言いつつ、実は先週の金曜日に仮装して渋谷に繰り出していた我々ロケットニュース24。当日ではないにしても、それなりに人が多く盛り上がっていた。しかし、ハロウィン本番の渋谷は、そんなものとは比べ物にならない混雑ぶりを呈していたのだ。

・人がヤヴァイ

私が渋谷に到着したのは夜8時すぎだった。地下鉄を降りて地上を目指す間も、仮装をした人たちとじゃんじゃんすれ違う。おっと~? これは盛り上がってるんじゃないの~? そして階段から地上に出た瞬間、言葉を失う事態に。

ちょうどセンター街の入口あたりに出た私を待っていたのは、人・人・人の山。仮装している人からしてない人まで、渋谷の道を大勢の人が埋め尽くしているのである。な、なんじゃこりゃァァァァァアアア!

歩いている間もその状態はずーっと続いており、まるでセンター街全体が満員電車と化しているかのようだ。年齢的にはやはり10~20代が多く仮装率も高い。至る所で「一緒に写真撮ってもらってもいいですか?」という声が聞こえてくる。何というか、この日の渋谷は欲望に満ち溢れていた。

私は大みそかのカウントダウンや、W杯出場が決定した時の渋谷にも実際に来たことがある。しかし、ここまで混雑した渋谷は初めて見たかもしれない。というか、正直それらとは混雑ぶりの格が違うと言っていいだろう。そしてみんな、実に楽しそうだ。

・危うく事故に

ただ、盛り上がりに水を差すようで気が引けるが、1度だけ身の危険を感じた瞬間があったこともお伝えしなければなるまい。それはスクランブル交差点を渡ろうとした時のことだ。信号が赤から青に変わった瞬間、あらゆる方向から人の圧がかかり、ライブのモッシュ状態になったのである。

もしも誰か転んだら、人が将棋倒しになって怪我人が出たのではないか。幸いそういったニュースは今のところ聞こえてこないが、あれはそのくらい危険だったと思う。もちろんハロウィン自体は最高に楽しいイベントである。目一杯楽しむためにも、ぜひ1人1人に節度を持った行動を期待したい。ではまた来年!

Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.