2017年10月22日に衆議院議員選挙が投開票される。国会冒頭の解散、小池都知事率いる「希望の党」の立ち上げ、民進党の事実的解散……などなど波乱含みの展開であるが、10月2日、民進党の枝野幸男代表代行が『立憲民主党』の結成を発表した。

評価については差し控えるが、この立憲民主党……実はすでに “あの企業” によって商標出願されていることが判明したのだ。あの企業とは、商標出願で世間をにぎわせた「ベストライセンス株式会社」である。

・あかの他人による商標出願問題

2017年初頭、世間をにぎわせたベストライセンス社による無差別的な商標出願問題。「じぇじぇじぇ」「ペンパイナッポーアッポーペン」「プレミアムフライデー」「エイベックス」……などのワードを、無関係のベストライセンス社が商標出願していた問題である。

結果としては特許庁がベストライセンス社を念頭に「一部の出願人に対する声明」を発表しており、その中で、


他人が出願したものが商標登録されることはない


……としていることから、騒動はいったん落ち着いたかと思われていた。だがしかし……。今からさかのぼること約1年前の2016年10月10日、ベストライセンス社はいち早く『立憲民主党』の商標登録を出願していたのだ。

その仕事の早さには恐れ入るが、おそらく先述の声明にのっとり、ベストライセンス社が立憲民主党の商標を得ることはないだろう。声明発表後もコツコツと商標を出願し続けているらしいベストライセンス社。立憲民主党の話題と共に、再び注目されそうだ。

参考リンク:特許情報プラットフォーム毎日新聞
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

【追記】 2017年10月2日23時40分
当初は「商標登録」と記述しておりましたが、「商標出願」の誤りでした。訂正してお詫びいたします。