以前にロケットニュースでは、「アルコール持ち込み禁止の場所に執念でウォッカを持ち込んだ女性」の記事を紹介したことがある。くり抜いたパンの中に酒を入れる方法にビックリだったが、さらにその上を行く人物が登場して話題となっている。
どうしても音楽フェスに酒を持ち込みたかった男性が執念を見せたのだが、これがスゴすぎた。3週間前から念入りに準備した方法は、手が込みすぎていて、思わず脱帽してしまうレベルなのである!
・どうしても音楽フェスに酒を持ち込みたかった男性
英ニュースサイト『indy100』によると、アレックスさんという男性が、米ニューヨークのランドールズ・アイランドパークで開催される音楽フェス「エレクトリック・ズー」に、自前の酒を持ち込んだ。
お酒はフェスの売店でも購入できるが、かなり値段がお高め……。そこでお金に余裕がない彼は、ウォッカ1本分の酒を持ち込むために、かなり手の込んだ方法を思いついたのだ。
・フェスが始まる3週間前から計画を実行!
まず、彼は1本分のウォッカを耐久性が強い容器へ移し替え、音楽フェスが始まる3週間前に現地へ赴いた。そしてなんと……! ステージが設置される前にウォッカを地中に埋めたのである!!
今までにエレクトリック・ズーに4度行ったことがあり、会場のレイアウトを熟知しているというアレックスさん。「ここは!」と思われる安全な場所にウォッカを埋めて、スマホのGPSで場所を記録しておいたのだ。
フェスが始まる3週間前から、ここまで綿密かつ手の込んだ計画を立てて実行してしまうとは、思わず脱帽するしかない。また、「そんなにフェスの酒は高いのか!?」と値段が気になってしまう。
・ウォッカを埋めるより掘り起こす方が大変だった
そして、やって来たフェス当日……。ウォッカを埋めた場所を、正確にGPSで探し当てたアレックスさんと彼の友人は、ウォッカを掘り起こす時に人目につかないように輪になり、セキュリティに見つかることなく酒をゲットすることに成功!
後ほど彼は、「ウォッカを埋めるのは容易だったが、セキュリティや周囲の人に怪しまれることなく、容器を掘り起こす方が大変だった」と語っている。冒頭で挙げた、アルコール持ち込み禁止の場所にウォッカを持ち込んだ女性にしてもアレックスさんにしても、酒への執念を感じずにはいられない。
参照元:imgur、indy100(英語)
執筆:Nekolas
▼ウォッカを音楽フェスの会場に埋めて、ゲットしたアレックスさん