みんな大好きスイカバー。お店に並びだすと夏を感じるアイテムのうちの一つだが、夏が終わった感のある今になって新作が登場したぞ! 『魅惑!?のスイカバー』といい、紫色でアルコール入りなのだ。

それにしても思い切った色である。イメチェン……というか、まるで闇堕ちしたかのよう。闇堕ちスイカバー。そしてアルコール入り。夏の終わりとストレス社会に心を折られて病み、酒に走ったのだろうか? その辺りはよくわからないが、どんな感じなのか気になりすぎるのでとりあえず食べてみたぞ!

・0.2%

値段はコンビニにて税込み151円だった。店頭には店員さんの手書きで「アルコールに敏感な方はご注意下さい。」との注意書きが。



気になる度数は0.2%


アルコール入りということで子供が食べても平気なのか気になる方も多いと思うが、その辺りは人によるだろう。ちなみに同じくロッテから出ているアルコール入りチョコレートの『バッカス』は3.2%で『ラミー』は3.7%だ。

また、漬物の「なら漬け」は農水省によりアルコール度数3.5%以上と定められている。少なくとも「なら漬け」や『バッカス』、『ラミー』などを食べても平気な子供であれば、スイカバーの0.2%程度でアルコールを原因とした何らかの不調をきたす可能性はとても低いだろう。法ではなく価値観の問題だ。判断は各自で。

そしていつものスイカバーでは種を模したチョコが入っていたが、こちらでは「洋酒ゼリー」になっている。


・スイカは健在

色的に、味もグレープとかサツマイモとかになってたりするのかなどと思ったが、スイカ果汁は健在。どうやら色こそ変わったものの、まだスイカであることに変わりはないようだ。


食べてみると、なるほど洋酒ゼリーからはほのかにアルコールを感じる。成分的にはチェリー果汁だというが、冷たいのでゼリー自体が何味なのかはよくわからない。シャリシャリする中にかすかに漂うアルコール感は、どことなく熟しまくってやや発酵気味の洋ナシを彷彿(ほうふつ)とさせる。


従来のスイカバーにおけるチョコパフほどの存在感こそないが、これはこれで美味い。ちなみに完全に凍った状態だとゼリーはシャリシャリだが、少し溶けはじめるとプルプルしてくる。

ゼリー感を味わうにはやや溶け気味な状態になるまで待った方がいいが、しかしそうなってくると今度は本体のスイカのアイス部分がグズグズになってしまう。かなり加減が難しいポイントだ。個人的にはこのゼリーだけ大量に食べたい。

トータルで見ると、スイカバーとは言いつつも従来のスイカバーとは全く別モノである。普通にアイスとして美味いので、気になる方は近所のコンビニやスーパーなどを探してみると良いだろう。

参照元:農林水産省ロッテ
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼むしろここからが本番かもしれない。撮影中に溶ける可能性を考えて2本買ったものの、やはりライトの熱で片方は溶けてしまった。

▼おや? こんなところにレモンサワーが。

▼スイカとレモンは相性が良い。ウォッカやラムに、氷のかわりにノーマルのスイカバーブチ込むとかもよくあるやつ。

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]