ここのところ、危険な外来生物「ヒアリ」が日本各地で発見され、大きな問題となっている。先日は新潟県長岡市でヒアリ発見か(後に別種と判明)との情報も錯綜し、今では薬剤を置くなど対策をする港も出てきた。

ヒアリは “絶対に上陸させてはいけない殺人アリ” とも言われるだけに不安は尽きないが、知っておいた方がいいのが「もしもの場合」。そう、ヒアリに刺されたらどうなるのかということ、そしてどう対応したらいいのかである。

・自らヒアリに刺される男性

そこでご覧いただきたいのが、「ヒアリに刺されてみた」という狂気に満ちた動画だ。内容は単純明快。コヨーテ・ピーターソンさんという外国人男性が、ヒアリのたくさんいるところへ手を差し出し、刺されるのを我慢するといったものだ。

・刺されたらどうなる?

ちなみに東京都環境省のHPによると、ヒアリに刺されたらアルカロイド系の毒(ソレノプシン)によって非常に激しい痛みを覚え、水疱状(すいほうじょう)に腫れるとのこと。難しい言葉が並ぶが、どう考えてもヤバいことはわかる。さっそく、動画を実際に見たところ……ヒッ……ヒエッ!

言わんこっちゃないとはこのこと。一瞬で大量のヒアリに刺されたピーターソンさんは、痛みに耐えられずに叫び声を上げながら悶絶! 情報通り、彼の手はみるみるうちに水疱状に腫れ上がってしまった。また、軽い痙攣(けいれん)を起こしているようにも見え、その恐ろしさが動画から伝わってくる。

・刺された直後の対処

周知の通り、ヒアリに刺されたら死亡のリスクもある。もし刺されたらまずは20~30分程度安静にし、体調の変化がないか注意。症状が悪化しない場合には、ゆっくりと病院を受診しよう。

仮に病状が悪化した場合、最寄りの病院を受診。アリに刺されたこと、そしてアナフィラキシー(短時間で症状が出る)の可能性があることを伝え、すぐに治療しなければいけない。万が一を考え、症状と対処法をしっかり頭に入れておこう。

参照元:YouTube東京都環境局HP
執筆:原田たかし

▼ヒアリに刺された手は……

▼海外には「ヒアリに刺されてみた」的なYouTuberもいるようだ