スイーツ界において、チーズケーキの地位はそこまで高くないだろう。「たまに食べたい」と思うくらいで、そもそも種類が乏しく、「レアチーズケーキ」か「ベイクドチーズケーキ」の2種類しか思い浮かばない人がほとんど。しかしそのチーズケーキにトコトンこだわったお店が存在した!
そこは、スイーツ好きを自負する人なら、絶対に知っておいた方がいいお店だ。なぜなら、オリジナルレシピは100種以上! 従来のチーズケーキの概念を根底から覆す商品の数々。東京・学芸大学の「A WORKS(エーワークス)」のケーキは驚きと感動に満ちているッ!!
・アジアンフードのカフェかと思ったら
お店は東急東横線の学芸大学駅東口から徒歩約3分のところにある。古民家を改装したこのお店、外観からは斬新なチーズケーキに出会えるとは思えない。店前のメニュー看板を見ると、カオマンガイやタコライス、トムヤムクンなど、アジアンフードが売りであるのは明らかだ。
ところが中に入ってケーキのショーケースを見ると……。
見たこともないチーズケーキが並んでいる!
このケーキは……ユニコーン? チョコミント?
レインボーってナニ!? これもチーズケーキなの? 何コレすごい! 全部食べてみたいッ!!
・持ち帰りはすぐに完売
ここは人気店で、開店時間の11時半には若い女性や近所の奥さま方が続々と入店する。持ち帰り用のケーキの販売も行っており、開店とほぼ同時に完売してしまう人気ぶり。
メニューを見るとランチが充実しているのだが、今回は無視だ! なぜなら、今日はチーズケーキを食べに来たのだから! とことん堪能してやるッ!!
チーズケーキセット(950円〜)はショーケースからケーキを1種選ぶ。それだけでは食べ足りない私(佐藤)は、セットとほかに4種を選んで、ひとりチーズケーキパーティー開催! 客は自分以外全員女性だが、そんなこと構ってられない! オッサンひとりでケーキ5つ食ってやる!! できることなら全部食べてみたいけど、今日のところは5つで我慢……。
・チーズケーキパーティーーーッ!!
そして待っていると、来たーーーッ! 今まで見たこともないようなチーズケーキたちッ!! ちなみにケーキはすべて単品480円。
■キャラメルパンプキンとチョコミント(トッピング:バナナ)
キャラメルパンプキンは柔らかなかぼちゃの甘さと、ほのかなキャラメルの風味が絶妙!
チョコミントは見た目に反して、ミントの主張は控えめ。優しい清涼感とチョコチップの甘さに癒される。
■ユニコーン(コットンキャンディ付き)
上に乗ってるコットンキャンディの存在感がハンパない。すぐに溶けるのかな? と思ったら、かなりしっかりと作られている。これを口に含みながらケーキを食べると、「ふんわり + しっとり」とした食感を同時に味わうことができるぞ。
■プレーンとレインボー
プレーンとレインボーの見た目は違うけど、味は同じなのだとか。とても信じられない! 2種のケーキと一緒に出てきたのは、レモン搾り器。カットレモンを絞ってかけると、酸味が加わって味の変化を楽しむことができるそうだ。
食べてみると、甘さのなかにも深いコクがあり、そのままでも十分に美味しい。1ホールくらいペロリと食べられてしまう気がする。これにレモンを絞ると……。
おお! 甘さとコクにさわやかなレモンの香気が加わって、美味しさのレベルが1段上がった印象を受ける。味の輪郭がハッキリして、これもイイ! そして、もっとも食べてみたいと思っていたレインボー。
見た目のインパクトを裏切る控えめな甘さ。トゲトゲしい色からは、想像できないほど静かな味わいだ。たしかにプレーンと同じ。う~ん……、美味しい。美味しいけど、見た目から強烈な味を期待してしまうのは、仕方のないことか……。
・いずれ制覇したい!
お店では日替わりで約15種を提供しており、レシピは100以上あるそうだ。そのうちのたった5つしか食べていない。いずれ残りの95種を制覇するために、A WORKSに通うとしよう!
・今回訪問した店舗の情報
店名 A WORKS
住所 東京都目黒区鷹番3-3-7
営業時間 11:30〜22:00
定休日 水曜日
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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