あっつい~あっつい~あっつい~! この言葉以外、頭の中には何も浮かんで来ないシーズン、すなわち夏がそろそろやって来ようとしている。そこで今回は、暑くても快適に過ごせるグッズを紹介しよう。
涼しく過ごすというと、今まではクールビズなどの服装ばかりが注目されてきたが、ロケットニュース編集部ではそういう固定概念を取っ払い、「真の涼しさ」について根本から考え直した。その結果! 我々は、“今まで見落とされてきた” ポイントに気がついたのだ。それは……
KOKAN(股間)である!!
・KOKANに注目した理由
なぜ今まで誰もKOKANに注目しなかったのだろうか。長時間イスに座っていると、そのあたりが蒸れがちになるというのに。なお、ロケットニュース24編集部がなぜKOKANに注目したかをぶっちゃけて言えば、私が「陰嚢湿疹になったから」なのだが、そのような個人的な事情は置いておいて、用意すべき材料や作り方を紹介しよう。
【用意すべきもの】
・介護風呂イス
・針金式のハンガー
・小型の簡易扇風機(挟む式のやつ)。
上の通り3つを書き出してみたものの、この中で圧倒的に重要なのは介護用の風呂イスである。
むしろ、それさえあれば、ある程度の涼しさは実現できる何とかなるはず。「そんなもん、どこで買うんだ?」と思うかもしれないが、やっぱりと言うべきかAmazon で売っていた。2017年6月20日時点で購入価格5577円だったから参考までに。
・既視感に襲われがちなイス
ちなみに、私はそのイスを見つけたとき「どこかで見たことがある」という不思議な感覚に襲われた。そこで、しばらく記憶の底を探ってみたものの、結局どこで見たのかを思い出すことが出来なかった。
もしかしたら、読者の中にも私と同じような体験をする人がいるかもしれないが、深く考えない方がいい。きっとデジャヴュってやつだ。
さて、それでは、作り方を紹介していくぞ。
【作り方】
1. 針金式のハンガーを2本組み合わせて、扇風機を挟む台座を作る。1つを60度ほど折り曲げ、もう一方を120度くらいに折り曲げて、2つを組み合わせる(※2つを組み合わせたときに地面と重なるように)。
2. その針金ハンガー台座の片一方を介護用のイスに挟む
3. 針金ハンガー台座のもう一方に、小型の扇風機を挟む
4. 扇風機の重量に針金ハンバーが耐えられないようであれば、ハンガーを追加して完成〜!
——以上である。
実に簡単! 工作が苦手な人でも簡単に出来るDIYだと言えるだろう。完成したイスを見ると、いい感じだ。涼しそうな一方で、怪しさがあり、適度なギーク感もある。さっそく実際の使用感を確かめるべく、扇風機のスイッチを入れてみると……
ハッス ハアッス ハアアッッス ハアアアッッッス ハアアアッッッッッッッッッッッッッッッッッッハアアアッッッス ハアアアッッッッッッッッッス ハアアアッッッス ハアアアッッッスッッッッッッッッッスス!
という感じであった。早い話、涼しくて快適であったということだ。注意点を挙げるならば、扇風機が近すぎて、気持ち悪くなりそうなところもある。が、それを差し引いても良い。実に良い。
このイス、クールビズならぬクールイスと名付けよう。名前の通り、(KOKANが)クールなイスだ。分かりやすいうえに、かっこいい!!
──そんなわけで、暑くなるこれからのシーズン、股間に少しでも “涼” を届けたいと思っている人は、上記の方法を試してみてはどうだろう。なお、実際にやった結果について当編集部では一切責任を持てないので、実践は自己責任で頼むぞ!
参考リンク:Amazon『介護風呂イス』
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼クールイスのあるオフィス風景