次から次へと各国の有名選手を補強し、いまや世界からも注目を浴びている中国スーパーリーグ。お金で買えないものはないと言わんばかりの資金力をもって超一流の選手を爆買いしていることは、サッカーファンでなくとも知っている人は多いだろう。
その中でも特に有名なのが、欧州リーグでバリバリ活躍していた元ブラジル代表のオスカル選手だが、この度問題を起こし、大きな騒ぎとなっている。いきなり相手に向かって思い切りボールを蹴り込み、乱闘を勃発させたというのだ。
・大乱闘が勃発
事件が起きたのは、2017年6月18日に行われた上海上港 vs 広州富力の試合でのこと。1-1の同点で迎えた前半終了間際、中盤でオスカル選手がボールを奪った時だった。スンナリ攻めに転じると思いきや……オスカル選手は突然相手に向かって思い切りボールを蹴り込む暴挙に出た。しかも!
なんとオスカル選手は、その跳ね返ってきたボールをまたしても相手選手に向かって思い切りキック! これに相手チームが激昂し、オスカル選手を突き飛ばすと両チームが入り乱れて大規模な乱闘となってしまった。
・原因不明の行動
この乱闘で引き金を引いたオスカル選手にカードは提示されなかったものの、結果として両チームに1名ずつ退場者が出ている。それにしても、オスカル選手が突然とった行動の真意は何だったのか。
オスカル選手が25歳という若い年齢で中国への移籍を選択してから約半年。慣れない環境や欧州とのレベルの違いなど、不満が急に爆発したのだろうか。もしそうだとしたら、週給7000万円とも言われる契約だとしても、彼の選んだ道はあまりに早すぎたのかもしれない。