会社の束縛から解放される休日、外は快晴、さてあなたはどう過ごすだろうか。私(中澤)の最近の過ごし方の定番はゲーム。外が晴れてようが何だろうが、朝のうちに食料を買い込んで1日中シナリオゲームをする。そう、私は引きこもり気質のオッサンだ。
そんな私が、結構当たるという『超精密性格診断m−gram(エムグラム)』をやってみたところ、弾き出された答えは「ムードメーカー」。嘘やろ!? いやしかし、105問もの質問に答える『m−gram』が言うならムードメーカーなのかも……。そこで、職場のムードをメイクしてみたぞ!
・天才ムードメーカー爆誕
私の周りでムードメーカーと言えば、ロケットニュース24の記者P.K.サンジュンである。明るく社交的で、職場の盛り上げ役と言っても過言ではない。だが、彼の診断結果には「ムードメーカー」の文字はなかった。ということは私はP.K.サンジュンを超えるムードメーカーということになる。
いくら自分の中を探したところでそんな要素は欠片も見当たらないが、才能とは自分で気づけないものなのかもしれない。また、考えてみると、これまで友達が少なすぎて、ムードをメイクする状況に置かれたことがないということに気づいた。
ひょっとして、やったことがないだけで、やってみたら天才的なムードメイクができるパターンではないだろうか。なにしろ『m−gram』のお墨付きである。そんな気持ちで、再度職場を見渡してみると……
・灰色の職場
花も枯れそうなオーラが漂っていた。これはアカン、早くなんとかしないと。天才ムードメーカーの血が騒いだ。しかし、この灰色の空気の原因は何なのか? さらによく観察してみたところ……あっ!
パンチパーマがいる。なんてこった! 職場にパンチパーマのオッサンがいるなんて知らなかった。あのオッサンはいつからいるんだろう? みんなはまるで自然だが、気づかないフリをしてるだけだろうか? それとも、このパンチのオッサンは実は妖精で私にしか見えていないのだろうか。
・パンチパーマをなんとかしないと
ともかく、ここは天才ムードメーカーの腕の見せどころかもしれない。パンチパーマの雰囲気を緩和するため、ひまわりを挿してみよう。ソイヤッ!
ふぅ……だいぶパンチのイカツさが柔らいだ気がするぞ。だが、まだまだ職場全体には、ピシッと凍り付くような緊張感が漂っている。というか、むしろパンチにひまわりを挿したことで凍り付いた気もするが、いずれにせよ、「ムード」と言うには程遠い。
・ムードとは何か
どうやったら、この職場にムードが出るのか? ここで一度原点に立ち返って考えてみることに。そもそも、私がムードを感じている瞬間はどういう時だっけ? その状況に少しでも近づけよう。ポク、ポク、ポク……チーン! よし、光をピンクに変えてみよう。
ふわーお! アハ~ン♪
よし、これでだいぶラブホ……ではなく、ムードある雰囲気に近づいた気がするぞ。照明の力は偉大だ。もうひと押し、もうひと押しでムードをメイクできる気がする! 波は来てる。ならば、率先して乗っていくのもムードメーカーの仕事。このムードにピッタリの格好と言えばこれしかねェェェエエエ!
そう、バスローブである。見なよ。新宿2丁目の夜景がキレイだね……今やこの職場のムードは、私の手中にあると言っても過言ではないだろう。そこで、改めて先ほどのパンチのオッサンに意見を求めてみた。妖精さん、どうかな? 僕のムードメイクは?
パンチ(佐藤英典)「元に戻せ!!!!!」
全国のムードメーカーさんたちいつもお疲れ様です。おわり。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.