昨季から日本のプロ野球でも導入されたコリジョンルール。これは捕手とランナーの危険な衝突を防止するためのもので、ホームベースを空けてタッチすることが求められるというのはご存知の通りだ。

その影響でホームベースを巡る判定がハッキリするようにもなったのだが、メジャーリーグの試合で驚くべきプレーがあったのでご報告しておきたい。衝突を避けつつ華麗にホームインしたシーンは、MLBの公式サイトが公開した動画「Must C: Coghlan’s acrobatic leap」で確認できる。

・メジャーリーグでの出来事

まさかのプレーが飛び出したのは、2017年4月26日に行われたカージナルス vs ブルージェイズの試合でのこと。2−2の同点で迎えた7回表、四球で一塁にコグラン選手を置き、続くピラー選手がライトフェンス直撃の三塁打を放った時であった。

・神走塁

長打コースになったこともあり、コグラン選手は激走。一気にホームを陥れようとした……のだが、矢のようなバックホームが返ってきたことでタイミングは完全にアウトとなってしまった。ところが!

なんと彼はモリーナ捕手の頭上を飛び越え、スーパーマンのような姿勢で生還! 勢い余って1回転するほどの跳躍を見せ、1点をもぎ取ってしまった。この忍者のような走塁には、WBCでプエルトリコ代表を引っ張った名捕手もなす術がなかったようだ。

・勝利に貢献する1点

なお、7回表に勝ち越したブルージェイズであったが、その後は互いに点を取り合う展開となり、延長にもつれ込む大接戦。最後は延長11回にブルージェイズが勝ち越しに成功し、6−5で勝利している。コグラン選手の神走塁は、勝利に貢献する貴重な1点となった。

参照元:MLB.com
執筆:原田たかし

▼まるで忍者!
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