日本人のソウルフードといえば、誰が何と言おうと「おにぎり」であろう。人のため、あるいは自分のために心を込めてニギニギし、ハムッと食べれば……味はもちろん、握った人のことまで思い出す! これまでの人生、いくつもの「思い出のおにぎり」があったはず。ソウルフードというより、心の食、「心食」なのかも知れない。

それはさておき、みなさんは「味噌おにぎり」をご存知だろうか? 食べたことあるだろうか? もしも知らなくて食べたことなかったとしたら、人生半分損してるよ!!

・つくりかた

作り方はいたって簡単。いちおう順序立てて説明しよう。

その1:ごはんをにぎる

その2:味噌をつける

その3:まんべんなく塗り込む。

──以上である。塩なんて不要。生みそを塗り込むだけだ。どんな味噌だってかまわないが、なるべく塗り込みやすい、いわゆる「普通の味噌」が良いだろう。

どんな味がするのかというと……薄めの味噌にホカホカごはんが合体し、これ以上ないほど「ほのぼの」とした味が喉を通り──ようするに美味い。激ウマなのだ!!

私(羽鳥)は、幼少時代から味噌おにぎりを食べてきた。よく祖母に「おなかすいた〜」とせがむと、冷や飯で作ってくれたのだ。それがメチャクチャうまかった。なぜか無性にパワーも出た。単なる塩にぎりよりも圧倒的にパワーが出た記憶がある。

・ホカホカ味噌おにぎり最強

いっぽう、母はホカホカごはんで握ってくれた。手が熱いだろうに、ホカホカごはんで握るのだ。しかし、ホカホカごはんで握られた味噌おにぎりは、冷や飯味噌おにぎりよりも美味かった。ハホッ、ハホッ、みそ、ごはん……うめーっ!! ってな感じだ。

ちなみに、人によっては海苔を巻いたり、焼きを入れて「焼き味噌にぎり」で食べたりもするらしい。また、栃木で味噌おにぎりは広く知られた食べ方なのだとか。私の生まれは東京だが、祖母は群馬近くの埼玉出身。やはりルーツはこの辺か。

・知らない人が多いってことが衝撃

何が衝撃かって、誰もが味噌おにぎりを食べているのだろう……と私は勝手に思っていたのだが、実はそうではなかったってこと。存在自体を知らない人が想像以上に多いのである。マジで衝撃!! こんなに簡単で美味いのに……かわいそうすぎる!! もしもこの記事を読んだならば、ぜひとも一度は試して欲しい。本当に激ウマなんだから!!

Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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